【追えば追うほど逃げていく】好きな女の子に距離を詰めすぎた夜

Solo Emotion|ひとり感情

追いかけているつもりはなかった

最初は、ただ好きだっただけだ。
話したかったし、近づきたかったし、
自分の存在を知ってほしかった。

気づけば連絡の頻度を気にし、
返事の一言に一喜一憂し、
相手の反応を基準に一日が上下するようになっていた。

自分では「大切にしている」つもりだった。
でも、今振り返ると、
それは少しずつ「追う側」になっていく過程だったのかもしれない。

好意が重さに変わる瞬間

好きという気持ちは、本来軽いものだ。
嬉しい、楽しい、会いたい。
それだけで十分なはずだった。

けれど、
「どう思われているか」
「他に男はいないか」
「次はいつ会えるか」

そんな思考が増えていくと、
好意はいつの間にか“期待”に変わる。

期待は、相手にとって見えない圧になる。
言葉にしなくても、
空気として伝わってしまう。

その重さに、
人は無意識に距離を取る。

逃げられたのではなく、余白がなくなっただけ

相手が冷たくなったわけでも、
性格が変わったわけでもない。

ただ、
自分が相手の世界に踏み込みすぎただけだ。

返信を急かすわけでもなく、
責める言葉も使っていない。
それでも、
「常に意識されている」と感じるだけで、人は息苦しくなる。

恋は、距離があるからこそ育つ。
余白があるから、想像が生まれる。

追えば追うほど、
その余白を自分で消してしまう。

なぜ追ってしまうのか

追ってしまう理由は、
相手が好きだから、だけではない。

自分の人生が止まっているとき、
人は恋にすがりやすい。

仕事や生活、将来への不安。
それらから目を逸らすために、
誰かを強く求めてしまう。

気づかぬうちに、
相手を「希望」や「救い」にしてしまう。

でも、誰かに救われる役を背負わせる恋は、
長く続かない。

追うのをやめた瞬間、世界は少し広がる

不思議なことに、
追うのをやめると、相手のことも見え方が変わる。

連絡が来なくても、
一日が崩れなくなる。
返事を待つ時間が、
自分の時間に戻ってくる。

相手の世界と、自分の世界が
もう一度、別々に存在し始める。

恋が戻るかどうかは分からない。
でも、自分は戻ってくる。

好きでいることと、追いかけることは違う

好きでいることは、自由だ。
でも、追いかけることは、
相手も自分も縛ってしまう。

本当に大切なのは、
相手を手に入れることではなく、
自分を見失わないことだ。

追えば逃げる。
それは相手が冷たいからではない。

自分が、
相手の人生を歩こうとしてしまったからだ。

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