動画編集のテスト案件、間に合わないと思った瞬間に学んだこと

フリーランス

動画編集の案件を受け始めて、まだそんなに日が経っていない頃。
クラウドワークスで応募したテスト案件に通り、初めて「本格的に1分動画を仕上げる」というミッションに挑戦した。正直、この時の僕はPremiere Proの基本は触れたばかりで、まだ作業スピードも遅かった。けれど、挑戦したい気持ちだけは誰よりも強かった。

案件のルールはシンプルで、
「受注から72時間以内に納品」
というかなりタイトなスケジュールだった。
普段はブログを書いて、ひとり飯の体験をまとめて、筋トレして、SNSを動かして……とタスクが多い僕にとって、72時間は決して余裕ではなかった。

最初の24時間はひたすら構成と台本づくり。
しかし、撮影やAIナレーション、テロップ、BGMの調整に思った以上に時間がかかってしまった。
「あと少しで終わるはず」という感覚が続き、気がつけば納期まで残り12時間。

焦りで手が震えた。

“間に合わなかったらどうしようか。評価が下がるかもしれない。初案件で失敗するのは避けたい。”

頭の中はそんな不安ばかりだった。

でも、このまま無言で遅れるのだけは一番ダメだと分かっていた。
そこで、意を決してクライアントにメッセージを送った。

「すみません、完成がギリギリになってしまいそうです。可能であれば数時間の延長をお願いできますでしょうか?」

正直、返信がくるまでの数分が長かった。
でも、返ってきたのは意外なほど優しいメッセージだった。

「大丈夫ですよ!初案件の方はよくありますので、無理しないで大丈夫です。明日のお昼までにいただければOKです。」

その瞬間、胸のつかえがスッと消えたのだ。
冷静に作業に戻ることができて、結果として予定よりも丁寧に仕上げることができた。

そして納品後のフィードバックでは、

  • テロップは読みやすい
  • 余白の使い方が良い
  • 色の統一感があって見やすい

と、想像以上に好意的な評価をもらえた。

思ったんだ。
「やっぱり、誠実に連絡することが一番だ」と。

フリーランスや副業の世界では、納期を守るのが大前提。
でも、人間だから遅れることもある。
その時にどう振る舞うかが、次の案件につながるんだと思った。

そしてもうひとつ気づいたことがある。
僕は、動画編集でもっと上手くなれる。
まだ始めたばかりだけれど、テスト案件を乗り越えたことで自信がついた。

これからも、そろはぶにログとして残していく。
ひとりで挑戦する生き方は大変だけど、こういう小さな成功体験が、次の一歩を踏み出す力になる。

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