クラウドワークスを始めた頃は、
正直なところ「自分にできるのかな」という気持ちの方が大きかった。
未経験から動画編集や記事制作の案件に挑戦するのは勇気がいるし、
提案文を書いてもなかなか返事がこない日が続くと、
不安より“自分を疑う気持ち”の方が強くなる。
それでも、
「まずはテスト案件から始めよう」
そう決めて、ひとつずつ応募した。
結果——
テスト案件5つ受けて、そのうち4つが評価された。
たった数字にすると小さな成果かもしれない。
だけど、自分にとっては大きかった。
■ ① 最初の1本は震える手で提出した
初めてのテスト案件は、
3分のショート動画編集だった。
作り終えて書き出すとき、
手が少し震えていたのを覚えている。
「このレベルで通用するのかな」
「もし落ちたらどうしよう」
そう思いながら提出ボタンを押した。
翌日、クライアントから
「編集の方向性が良いです」「細かい部分の調整でさらに伸びます」
という返信が来た。
それだけで胸が熱くなった。
「やってみてよかった」と思えた瞬間だった。
■ ② 5つ中4つが高評価だったという事実
その後、続けて応募したテスト案件も、
出来る範囲で丁寧に作り込んだ。
・テロップ
・色味調整
・BGMの構成
・テンポ
・カットの間隔
細かい部分を積み上げることでしか伸びないと分かった。
気づけば、
5つ中4つが評価されていた。
「採用します」
「継続でお願いしたいです」
という言葉は、
自分の小さな努力が誰かに届いた証拠みたいで嬉しかった。
■ ③ 評価されたのは“センス”より“誠実さ”だったと思う
僕はまだプロではない。
圧倒的なスキルがあるわけでもない。
だけど、どの案件も、
とにかく誠実に取り組んだ。
・遅れそうなときは事前に連絡
・細かい修正依頼も丁寧に対応
・指示書を何度も読み返す
・クライアントの意図を必ず確認する
スキルはまだ伸び途中でも、
「ちゃんと相手と向き合う姿勢」は伝わる。
採用された4件は、
たぶん動画の完成度以上に、
“仕事の姿勢”を評価してもらえたのだと思う。
■ ④ 静かな部屋で、評価メールを読んだ夜のことを忘れない
夜、机の前でメールを開いた。
短い一文だった。
「丁寧な編集、ありがとうございました。継続も検討しています。」
読み終わったあと、
少しだけ天井を見上げて深呼吸した。
誰かに褒めてもらうのが目的ではない。
でも、自分の作ったものを
ちゃんと誰かが評価してくれることは、
こんなにも嬉しいものなのかと知った。
■ ⑤ まだ道の途中だけど、確実に前に進めている
クラウドワークスは簡単じゃない。
でも、ひとつずつ積み上げれば、
ちゃんと結果が返ってくる場所でもある。
5つ受けて4つ評価された事実は、
僕にとって“これから進む道が間違っていない証”だ。
これからもっと上達する。
もっと多くの人に喜ばれる編集ができるようになる。
静かな夜の部屋でそう思った。


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