はじめに:この言葉は、落ちた宣告ではない
面談で言われた
「正直、スキルレベルが私たちには分からないですね」
この一言は、地味に心に来る。
否定されたようで、でも否定とも言い切れない。
宙に浮いた感覚が残る。
ただ先に言っておくと、これは
「ダメだった」よりも、もっと構造的な問題だ。
「スキルが分からない」とは、どういう意味か
この言葉の正体は、かなりシンプル。
👉 評価する能力が、面談相手側にない
エンジニア派遣の2対2面談で同席するのは多くの場合、
- 営業
- コーディネーター
- 非エンジニア or 技術が浅い人
この層は、
- VBがどのレベルで書けるか
- SQLが「実務レベル」かどうか
- 保守と開発の違い
を言語化して判断できない。
だから出てくる言葉がこれだ。
「スキルの深さは、正直わからない」
これは評価ゼロではない。評価不能だ
重要なのはここ。
- ❌ スキルが低い → 評価
- ⭕ スキルが分からない → 未評価
この二つは、まったく別物。
今回あなたが置かれたのは
「判断材料が足りなかった」状態であって、
「不足している」と断定されたわけではない。
合否確率はどうなるか(現実的な数字)
このケースの合否確率は、正直こうなる。
✅ 合格確率:20〜35%
❌ 不合格( or 見送り):65〜80%
理由は冷酷だけど、派遣の構造上こうなる。
なぜ「分からない」は不利なのか
① 派遣は「分からない人」を通さない
派遣は
即戦力前提
説明コストを嫌う
世界。
現場に出す側からすると、
- 説明が必要
- 補足が必要
- 実力保証ができない
人材は、どうしても後回しになる。
② 派遣会社は「説明できる人材」を優先する
派遣会社が一番嫌うのは、
「あの人、どのくらいできるんですか?」
と元請けに聞かれて、
答えられないこと。
だから営業は、
- 説明しやすい人
- 過去案件が分かりやすい人
- 技術レベルを定型文で語れる人
を前に出す。
じゃあ、なぜ即NGにならなかったのか
ここが重要。
もし本当にダメなら、
「スキル不足ですね」
「今回は厳しいです」
と即座に切られる。
それがなかったということは、
- 話し方
- 受け答え
- 雰囲気
- 人柄
このあたりは悪くなかった可能性が高い。
つまり、
「技術が分からないが、人としては切れない」
という評価。
このケースでの「正しい受け止め方」
❌ やってはいけない
- 自分は実力がないと思い込む
- 技術力を過小評価する
- 次の面談で萎縮する
⭕ 正しい理解
- 説明設計が足りなかった
- 技術の問題ではなく、伝達の問題
- 派遣向けの見せ方にズレがあった
次に同じことを言われないための修正点
① 「できます」ではなく「何を、どうやって」を言う
❌
「VBできます」
⭕
「VB6で、CSV取込→チェック→集計→帳票出力を一人で回していました」
② 数字・回数・期間を必ず入れる
- ○年
- ○件
- ○人規模
- ○本のマクロ
これがあるだけで
評価可能なスキルに変わる。
③ 「現場での立ち位置」を明確にする
- 設計担当
- 改修メイン
- 問い合わせ対応
- テスト・調査役
これが曖昧だと、
「分からない」と言われやすい。
ソロログ的まとめ
「スキルが分からない」と言われた面談は、
失敗ではなく、設計ミス。
あなたの実力が足りないのではない。
派遣向けに“翻訳”されていなかっただけ。
この経験は、
次の面談で確実に活きる。
最後に一言
派遣面談は
実力 × 伝え方 × 説明者の技術理解
で決まる。
今回は
「説明者ガチャ」が外れただけ、
という見方も、現実的には正しい。


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