今日、ついにPremiere Proをインストールした。ずっと動画編集に興味はあったけれど、機能が多そうで、プロが使うような難しいツールという印象が強かった。「自分には無理だろう」と決めつけていた。でも、挑戦しないままだと何も変わらない。そんな気分になって、思い切ってCreative Cloudを入れてログインした。
インストールが終わると、最初に目に入るのは黒い画面と無数のボタン。正直、何を押せばいいかわからない。でも、チュートリアル動画を流しながら触ってみると、ひとつひとつの機能に「意味」があることがわかってくる。タイムラインにドラッグして、不要な部分を切り抜く。テロップを入れて、BGMを下に敷く。簡単なことだけど、画面の中で徐々に形になっていく感じは、ものすごく気持ちがいい。
操作に戸惑いながらも、何度か繰り返すうちに、ショートカットキーが身体に馴染んでいく。QとWでいらない部分が「スッ」と消えるだけで、気持ちよさが倍増する。J・K・Lで動画を行き来しながら編集を進めると、“自分が編集している感”が急に強くなる。ツールは難しいものじゃなくて、慣れたら味方になってくれるんだと感じた。
音声調整も初めて触った。話し声が小さかったりノイズが気になったりすると、エッセンシャルサウンドで簡単に整えられる。まるで服の皺をアイロンで伸ばしていくような感覚。細かい調整ができる分、完成後の「聴きやすさ」が劇的に変わる。編集って、ただ繋ぐだけじゃないんだなと気づいた。
もちろん、トラブルもあった。再生がカクついたり、音が出なかったり。ウィンドウを開きすぎて画面が混雑したり。そんなときは深呼吸して、検索したり設定を整えたりして進む。解決できた瞬間、ちょっとだけ背筋が伸びる。「ああ、自分でもできるんだ」と小さな自信が増える。その積み重ねが、未来の“できること”につながる気がした。
そして書き出し(エクスポート)。数分待って、動画が完成する瞬間の達成感は大きい。ファイルを再生すると、自分の編集した画や音が流れる。それを目で見て、耳で聴いたとき、「はじめてよかった」と素直に思えた。
編集が終わって外に出ると、夜風が少し気持ちよかった。小さなことでも、やってみないと風景は変わらない。挑戦した日の夜は、いつもより少し明るい。自分だけが知っている小さな成長が、胸のあたりに灯る感じがした。
今日、Premiere Proを触っただけで、プロにはなれない。でも、「やらないままの自分」とは確実に違う。パソコンの前で1時間過ごしただけなのに、世界がほんのちょっと広がった。それって、ひとりの夜にとっては十分すぎる成果だ。
明日も数分触ってみよう。繋ぐ。切る。重ねる。直す。それを繰り返して、気づけば上達しているはず。ひとりで積み上げた技術は、誰にも奪われない。道具に触れる指先が覚えてくれる。
またひとつ、ひとりでできることが増えた。今日はそれだけで十分。
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■ 今日の気づき
難しく見える技術も、触れてみれば味方になる。挑戦は、画面の向こうにある小さな自信。
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■ こんな人におすすめ
・新しいスキルを増やしたい人
・PC作業に苦手意識がある人
・挑戦したいけど迷っている人


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