結論から言うと、たぶん「私だけじゃない」。
でも、その瞬間はどうしても「自分だけが失敗した人間」に感じる。
派遣会社を1か月で首になる。
この事実は、思っている以上に重い。
最初の1週間は、まだ余裕があった。
環境に慣れるだけで精一杯だったが、「これからだ」と思っていた。
2週目。
少しずつ違和感が出てくる。
周りのスピードについていけない。
理解しているつもりでも、実務になると手が止まる。
3週目。
明らかに空気が変わる。
質問すると、少しだけ間ができる。
「またか」という空気を、自分でも感じてしまう。
そして4週目。
呼び出される。
理由はシンプルだった。
「業務に合っていない」
それ以上でも、それ以下でもない。
帰り道、何度も考えた。
なぜ自分はできなかったのか。
なぜ他の人は普通にできているのか。
自分はダメなのか。
向いていないのか。
頭の中で同じ問いがループする。
でも、少し時間が経って気づいたことがある。
派遣の現場は、「育てる場所」ではない。
最初から戦力であることが前提だ。
つまり、合うか合わないか。
それだけで判断される。
これは残酷だけど、フェアでもある。
なぜなら、
👉 合う場所に行けば、評価は一気に変わるからだ。
実際、過去を振り返ると、
うまくいった現場もあった。
スムーズに仕事が進み、
周りとも自然に会話でき、
評価も悪くなかった。
あのときと、今回の違いは何か。
答えはシンプルだ。
👉 「相性」
スキルだけじゃない。
- 業務内容
- スピード感
- 人間関係
- 教え方
- 空気
すべてが噛み合ったとき、人は力を発揮する。
逆に、一つでもズレると、一気に崩れる。
今回の私は、
たまたま「合わなかった側」だっただけだ。
もちろん、改善点はある。
もっと早く質問すべきだったかもしれない。
もっと予習できたかもしれない。
でも、それをやったとしても、
結果は大きく変わらなかった可能性もある。
重要なのはここからだ。
「自分はダメだった」で終わるのか。
「次にどう活かすか」で終わるのか。
私は後者を選びたい。
この1か月で学んだことは多い。
- 自分の弱点
- 苦手な環境
- 向いていない業務
これが分かっただけでも、大きい。
そして、逆に考える。
👉 自分が力を発揮できる場所はどこか?
たとえば、
自分のペースで考えられる仕事。
ルールが明確な業務。
積み上げ型の作業。
そういう環境なら、まだ戦える。
派遣を1か月で辞めたという事実は消えない。
でも、それは「失敗」ではなく、
👉 「データ」だと思うことにした。
AIも同じだ。
失敗を繰り返して、最適化されていく。
なら、人間も同じでいい。
むしろ、
1年ダラダラ続けて合わないと気づくより、
1か月で分かったほうが早い。
そう考えると、少しだけ楽になる。
「自分だけか?」という問いに戻る。
答えはやはり、NOだ。
誰も言わないだけで、
同じ経験をしている人は、確実にいる。
ただ、その人たちは表に出さない。
だから、自分だけに見える。
でも現実は違う。
だから、次に進む。
今回の経験を持って、
次の現場に行く。
そしてまた試す。
それを繰り返していけば、
どこかで「ハマる場所」が見つかる。
そのとき初めて、
「あの1か月があったからだ」と思えるはずだ。
今日も一人。
静かな部屋で考える。
でももう、「終わり」ではない。
ただの、通過点だ。


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