フルリモートなら、年齢は関係ないと思っていた
正直に言う。
フルリモート案件なら、年齢はそこまで見られないと思っていた。
顔を合わせない。場所も関係ない。成果物で判断される。
そう考えて、かなりの数の案件に応募した。
結果はどうだったか。
通らない。返事すら来ない。
これは一度や二度の話ではない。
「またダメか」という感覚が、静かに積み重なっていく。
書類で落ちている感覚が、はっきりある
面談まで行かない。
技術要件は満たしているはずなのに、進まない。
この時点で気づく。
評価は、スキル以前に“入口”で決まっているという現実だ。
50代。
フルリモート。
この組み合わせは、思っている以上に厳しい。
年齢が理由だと明言されることはない。
だが、応募数と通過率を見れば、察しはつく。
フルリモート案件は「理想枠」になっている
冷静に考えてみると、フルリモート案件は誰にとっても理想だ。
- 通勤なし
- 場所自由
- ワークライフバランス良好
当然、応募者は多い。
しかも最近は、30代〜40代の即戦力層が大量に流れ込んでいる。
企業側から見れば、
「若くて、リモート慣れしていて、長く使えそう」
そんな人材が山ほどいる。
その中で50代が選ばれるには、
相当わかりやすい強みが必要になる。
技術力があっても、安心材料にならない
ここが一番つらいところだ。
経験はある。
修羅場もくぐっている。
一人で完結できる仕事も多い。
それでも、
「この人にフルリモートを任せて大丈夫か?」
という不安を、書類だけで払拭するのは難しい。
フルリモートは、
・自己管理
・コミュニケーション
・報連相
すべてを**“信用”で回す働き方**だ。
50代は、どうしても
「昔のやり方に固執しそう」
「柔軟性がなさそう」
という先入観を持たれやすい。
落ち続けると、静かにメンタルを削られる
不採用通知が来るわけでもない。
ただ、何も返ってこない。
これが一番こたえる。
否定された実感すら与えられないまま、
「選ばれなかった」という事実だけが残る。
気づくと、
応募ボタンを押す手が重くなっている。
「またダメだろうな」
そんな予感が、先に立つようになる。
それでも分かったことがある
この現実を通して、はっきりしたこともある。
フルリモート=万能な逃げ道ではない。
むしろ50代にとっては、
一番競争が激しく、年齢の影響を受けやすい領域かもしれない。
現実的には、
- 一部出社あり
- ハイブリッド
- 現場常駐+リモート併用
こうした形のほうが、
「安心材料」が多く、通りやすいケースもある。
ソロログとしての結論
50代でフルリモート案件が決まらない。
これは個人の能力不足だけの話ではない。
市場の構造と、期待値のズレだ。
この現実を知った上で、
それでもフルリモートを狙うのか。
それとも、少し条件を緩めて入り口を広げるのか。
答えは人それぞれだ。
ただ一つ言えるのは、
「決まらない自分=価値がない」ではない、ということ。
選ばれない理由を冷静に分解できたとき、
次の一手は、ようやく見えてくる。


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