50代になって仕事を探していると、「自分は結局、何の仕事を選べばいいのだろう」と迷うことがある。
私の場合、候補になったのが事務、IT、コールセンターだった。
この3つは仕事内容がかなり違う。
パソコンを使うという共通点はあるものの、求められる経験も、仕事中の疲れ方も、求人の見つけやすさも違う。
私はこれまでIT系の仕事を経験してきた一方、事務的な作業やコールセンターの仕事にも関わってきた。
そのため、「絶対にITしかやらない」と決めることもできなかった。
50代の仕事探しでは、やりたい仕事だけではなく、採用されやすさ、時給、勤務地、通勤時間、長く続けられるかなど、いろいろな条件を考える必要がある。
今回は、実際に仕事を探しながら、事務・IT・コールセンターのどれを選ぶか迷ったときに考えたことを記録しておきたい。
最初はITの仕事を中心に探していた
これまでの経験を考えれば、最初に候補になるのはやはりITだった。
過去にはVB6、VBA、SQLなどを使う仕事を経験してきた。
システムの開発だけでなく、改修、テスト、データ処理なども経験している。
そのため、これまでの経験を一番そのまま使えるのはITだと思った。
求人を見ても、経験のある技術が書かれていると気になる。
「VB6経験者」
「SQL経験者」
「既存システムの保守・改修」
こうした言葉を見ると、自分にもできるのではないかと思う。
一方で、求人を探してみると、条件が完全に一致する仕事ばかりではない。
新しい技術を求められることもあれば、勤務地が遠い場合もある。
経験があるからといって、希望する仕事がすぐ決まるわけではなかった。
ITは時給だけを見ると魅力がある
私が仕事を探すとき、やはり時給は気になる。
同じ1日働くなら、少しでも時給が高いほうが収入は増える。
IT系は、事務やコールセンターより高い時給の求人が見つかることがある。
月20日働くと考えれば、時給が100円違うだけでも月収には差が出る。
だから、
「経験を生かして、できるだけ時給の高いITを狙ったほうがいいのではないか」
とも考えた。
ただ、ここで一つ気づいた。
求人の時給が高くても、採用されなければ収入は0円だ。
当たり前のことだが、仕事を探している期間が長くなると、この点はかなり重要だと感じる。
時給だけで仕事を判断するのは難しい。
事務の仕事も現実的な選択肢だった
そこで候補になったのが事務だった。
事務といっても仕事内容は幅広い。
Excelへの入力、データ確認、書類チェック、メール対応、システムへの登録など、求人によってかなり違う。
私はこれまで仕事でExcelやAccessなどを使ってきた。
ITほど専門的なプログラミングをしなくても、これまで身につけたパソコン操作を生かせる仕事はある。
特に、大量のデータを確認したり、決められた手順で処理したりする仕事なら、過去の経験と完全に無関係ではない。
事務なら、
「ITを完全に捨てる」
という感覚でもなかった。
パソコンを使う仕事という意味では、これまでの延長線上にある。
ただし事務なら楽とは限らない
以前は、ITより事務のほうが負担が小さいのではないかと考えることもあった。
しかし求人を見ていくと、単純には言えないと思うようになった。
大量の書類を短時間で処理する仕事もある。
細かい数字を長時間確認する仕事もある。
電話対応を兼ねる場合もある。
締め切りが厳しい職場もあるだろう。
「事務=簡単」
とは限らない。
むしろ自分にとっては、同じ作業を長時間正確に続けるほうが疲れる可能性もある。
仕事の名前ではなく、実際に何をするのかを見る必要があると感じた。
コールセンターという選択肢が出てきた
もう一つ候補になったのがコールセンターだった。
コールセンターというと、
「一日中電話をする仕事」
というイメージが強い。
私も最初はそう考えていた。
しかし実際の求人を見ると、仕事内容にはかなり違いがある。
個人のお客さんから問い合わせを受ける仕事もあれば、法人を相手にする仕事もある。
電話だけでなく、対応履歴をシステムへ入力したり、内容を確認したりする作業もある。
そう考えると、コールセンターも完全に別世界ではない。
パソコン操作。
情報確認。
相手の話を聞く。
必要な内容を案内する。
対応した内容を記録する。
こうして分解すると、過去の仕事で経験した要素と重なる部分もあった。
コールセンターは「決まるまでの早さ」も魅力だった
仕事探しをしていて強く感じたのが、応募してから結果が出るまでの時間だ。
求人によっては応募しても、なかなか話が進まない。
書類選考だけで時間がかかる場合もある。
その間も生活は続く。
一方、私はコールセンターの求人に応募して、かなり早い段階で内定をもらった経験がある。
もちろん、すべてのコールセンター求人が早く決まるわけではない。
募集人数やタイミングなどによって違うはずだ。
それでも仕事を探している側からすると、「早く働き始められる可能性」も条件の一つだと思った。
時給だけでは比較できない部分だった。
50代では「採用される仕事」も考えるようになった
若い頃なら、
「一番やりたい仕事は何か」
だけで考えていたかもしれない。
50代になった今は少し違う。
やりたい仕事。
これまでの経験。
時給。
通勤時間。
仕事内容。
採用される可能性。
長く続けられそうか。
これらを全部考えるようになった。
もちろん年齢だけで仕事を決める必要はない。
50代でも新しい仕事へ挑戦することはできる。
ただ、私自身の仕事探しでは、理想だけを追い続けるより、実際に働き始められる選択肢も大切になった。
「一生この仕事」と決めなくてもいい
仕事を選ぶとき、
「これを選んだら、もう他の仕事には戻れない」
と考えてしまうことがある。
しかし、本当にそうだろうか。
コールセンターで働いたからといって、IT経験が消えるわけではない。
事務をしたからといって、SQLを使った経験がなくなるわけでもない。
逆に、コールセンターで電話対応や説明力を身につければ、その経験が次の仕事で役立つ可能性もある。
私は仕事を、
一度選んだら変更できない一本の道
として考えすぎないほうがいいと思うようになった。
50代でも、その時の状況に合わせて働き方を変えていい。
私が重視するようになったのは「続けられるか」
事務、IT、コールセンター。
どれが一番いいのか。
今でも一つに決めるのは難しい。
ITには、これまでの経験を生かせる魅力がある。
事務には、幅広い求人の中から自分の経験に近い仕事を探せる可能性がある。
コールセンターには、過去の対応経験を生かせる仕事や、比較的早く採用まで進む求人もある。
だから最近は、職種名だけで優劣を決めるより、
「自分が実際に続けられる仕事なのか」
を見るようになった。
時給が高くても毎日苦痛なら続かない。
採用されやすくても仕事内容が合わなければ長続きしない。
逆に、最初は第一希望ではなかった仕事でも、働いてみたら自分に合う可能性はある。
50代の仕事探しでは選択肢を狭くしすぎない
私は以前なら、IT経験があるのだからITに絞ったほうがいいと考えていたかもしれない。
しかし実際に多くの求人を見ていると、考え方が変わってきた。
経験を生かすことは大切だ。
同時に、経験を別の形で使う方法もある。
ITで培ったパソコン操作を事務で使う。
システムを扱ってきた経験をコールセンターの端末操作に生かす。
コールセンターで身につけた対応力を、別の仕事に生かす。
職種は違っても、経験は意外につながっている。
まとめ|今の自分に合う仕事を選べばいい
50代で仕事を探して、私は事務・IT・コールセンターのどれを選ぶか迷った。
今でも「この職種が絶対に正解だった」とは言い切れない。
ただ、一つ感じていることがある。
仕事探しでは、一つの職種に自分を閉じ込めなくてもいい。
IT経験があるからITだけ。
コールセンター経験があるからコールセンターだけ。
そう決める必要はないと思う。
これまでの経験を持ったまま、その時の自分に合う仕事を選べばいい。
50代になると、若い頃より仕事選びの条件は増える。
収入も大事だ。
通勤時間も大事だ。
仕事内容も大事だ。
そして何より、無理なく続けられることも大事だ。
私は今回の仕事探しで、職種の名前だけを見るのではなく、「今の自分が働き続けられる場所か」まで考えて選ぶことの大切さを感じた。
これから実際に働いてみれば、また考え方が変わるかもしれない。
その変化も、Solo Logに記録していこうと思う。


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