仕事を探しているとき、どうしても最初に見てしまうのが「時給」だ。
時給1400円。
時給1450円。
時給1500円。
求人情報では50円、100円の違いなので、それほど大きな差には見えない。
しかし実際に仕事が決まり、毎日働くことを考えるようになると、
「時給1450円で1日7時間なら、結局1か月いくらになるんだろう?」
と気になってきた。
今回は、時給1450円・1日7時間勤務の場合について、月20日、21日、22日働いたケースを計算してみる。
税金や社会保険を引く前の金額だけでなく、時給が50円違うと年間ではどのくらい変わるのかについても考えてみたい。
※実際の手取り額は社会保険、税金、住民税、交通費、勤務日数などによって変わるため、この記事では主に額面給与を使って考えている。
まず1日働くといくらになる?
計算は非常に簡単だ。
時給1450円で7時間働く場合、
1450円 × 7時間 = 1万150円
となる。
つまり、1日の給与は1万150円だ。
「1日働けば約1万円」
と考えると分かりやすい。
時給だけを見ていると1450円という数字しか見えないが、1日単位にすると仕事をした実感と給与が結びつきやすくなる。
5日働けば5万750円。
10日なら10万1500円。
ここから勤務日数を増やして、1か月分を計算してみる。
月20日勤務なら20万3000円
月に20日働いた場合は、
1万150円 × 20日 = 20万3000円
となる。
額面で月収20万円を超える。
1日7時間なので、20日働けば月の勤務時間は140時間だ。
1450円 × 140時間でも20万3000円になる。
週5日勤務でも、祝日などによって月の勤務日数は変わる。
そのため毎月必ず同じ給与になるとは限らない。
「時給1450円だから月収○万円」と一つの数字だけで考えるより、勤務日数ごとに考えたほうが分かりやすいと思う。
月21日なら21万3150円
21日勤務なら、
1万150円 × 21日 = 21万3150円
となる。
20日勤務との差は1万150円。
当然だが、ちょうど1日分の給与だ。
時給制の仕事では、この1日の違いがそのまま月収に影響する。
21日勤務なら月147時間。
1450円 × 147時間 = 21万3150円だ。
私の場合、このあたりを一つの基準として考えやすい。
「だいたい月21万円前後の額面」
と理解しておけば、毎月の生活費についてもイメージしやすくなる。
月22日なら22万3300円
さらに22日勤務なら、
1万150円 × 22日 = 22万3300円
となる。
20日と22日を比較すると、
20万3000円
↓
22万3300円
その差は2万300円だ。
同じ時給、同じ仕事でも、勤務日数が2日違えば月収が2万円以上変わる。
時給制で働くときには、この違いも意外と大きい。
20日・21日・22日で比較してみる
整理するとこうなる。
| 勤務日数 | 勤務時間 | 額面月収 |
|---|---|---|
| 20日 | 140時間 | 203,000円 |
| 21日 | 147時間 | 213,150円 |
| 22日 | 154時間 | 223,300円 |
こうして見ると、時給1450円・1日7時間なら、月収はおおむね20万~22万円台になることが分かる。
もちろん残業をすれば増える可能性がある。
逆に欠勤や無給の休みがあれば減る。
そのため「月収21万円くらい」を中心に考えつつ、実際には勤務日数によって上下すると考えておくのがよさそうだ。
では年収はいくらになる?
月収が分かると、次に気になるのが年収だ。
例えば毎月21日勤務だったと仮定する。
月収21万3150円なので、
21万3150円 × 12か月 = 255万7800円
となる。
単純計算では約256万円だ。
ただし、これは毎月21日働いたという仮定であり、賞与や残業代などは含めていない。
時給制の場合、祝日や休暇などによって勤務時間が変わる可能性もある。
したがって、
「必ず年収256万円になる」
という意味ではない。
あくまで仕事を選ぶときの目安として考えたい。
時給1400円との差は小さいようで大きい
私は以前から、求人を見るときに50円程度の時給差をどう考えるべきか気になっていた。
1450円と1400円。
数字だけを見ると、
「たった50円」
とも感じる。
しかし1日7時間なら、
50円 × 7時間 = 350円
の差になる。
21日勤務なら、
350円 × 21日 = 7350円
だ。
1か月で7350円。
さらに単純に12か月続いたとすると、
7350円 × 12か月 = 8万8200円
になる。
50円の違いでも、長期間働けば無視できない金額になる。
求人を見るときに時給50円の差を気にする意味は、確かにあると思った。
ただし時給だけでは仕事を決められない
とはいえ、仕事探しを続けてきて感じたのは、時給だけで仕事を比較するのは難しいということだ。
例えば時給1500円でも、通勤に片道1時間半かかる仕事だったらどうだろう。
一方、時給1450円でも自宅から30分程度で行ける。
毎日のことなので、この違いは大きい。
さらに、
仕事内容。
勤務時間。
残業。
職場の雰囲気。
電話対応の量。
休みやすさ。
長く続けられるか。
こうした条件もある。
時給が50円高くても、毎日かなり疲れて3か月で辞めてしまえば、必ずしも自分にとって良い仕事だったとは言えない。
反対に、少し時給が低くても1年、2年と無理なく続けられるなら、結果として安定した収入につながる。
50代になってからは、私はこの「続けられるか」という条件もかなり重要だと感じるようになった。
1日7時間勤務という点も考えてみる
今回の条件で意外と重要なのが、時給1450円だけではなく1日7時間勤務という部分だ。
8時間勤務と比較すると1時間短い。
たった1時間だが、週5日なら週5時間。
4週間なら約20時間違う。
給与だけを最大化するなら長く働いたほうが増える。
しかし通勤時間を含めて考えると、1日7時間勤務には別のメリットもある。
仕事が終わった後に買い物ができる。
ブログを書く時間を作れる。
勉強する時間を確保できる。
翌日に疲れを残しにくくなるかもしれない。
給与だけでは見えない「自由時間」も仕事の条件の一つだと思う。
手取りは額面より少なくなる
ここまで計算した20万3000円~22万3300円は、基本的に額面の話だ。
実際に銀行口座へ振り込まれる金額は同じではない。
条件に応じて健康保険、厚生年金、雇用保険、所得税などが差し引かれる。
住民税の扱いも人によって異なる。
そのため、
「21万3150円稼いだから、21万3150円を全部使える」
と考えないほうがいい。
私はまず額面を計算し、その後に手取りを考える方法が分かりやすいと思っている。
額面と手取りをごちゃ混ぜにしないことが大切だ。
月収を計算すると仕事が少し現実的に見えてくる
求人を探している段階では、
「時給1450円」
は単なる求人票の数字だった。
しかし仕事が決まってから計算してみると、
1日働けば1万150円。
20日なら20万3000円。
21日なら21万3150円。
22日なら22万3300円。
かなり具体的になる。
さらに時給1400円との差を計算すると、21日勤務なら月7350円違う。
こうした数字を一度出しておくと、自分が何日働けばどのくらいの収入になるのかが分かりやすい。
まとめ|時給1450円なら月20万~22万円台が一つの目安
時給1450円で1日7時間働く場合、1日の給与は1万150円になる。
月20日勤務なら20万3000円。
21日なら21万3150円。
22日なら22万3300円。
つまり、週5日程度で働くなら、額面月収はおおむね20万~22万円台が一つの目安になる。
以前なら私は求人を見るとき、「1450円」という時給だけを見ていた。
しかし実際に月収まで計算してみると、仕事を見る感覚が少し変わった。
時給だけでなく、勤務時間、勤務日数、通勤、仕事内容、そして自分が続けられるか。
50代で仕事を選ぶなら、給与の数字を確認しながら、それ以外の条件も一緒に考えていきたい。


コメント