タイミーの仕事が終わった。
その瞬間、最初に感じたのは達成感というより、
「終わった……」
という大きな解放感だった。
仕事をしている数時間がものすごく長かった、という意味ではない。
嫌で仕方なかったわけでもない。
それでも終了時間になり、仕事から完全に離れた瞬間、身体だけでなく気持ちまで一気に軽くなった。
単発バイトだからこそ感じる、独特の感覚なのかもしれない。
今回は、タイミーで仕事をしたあとに感じた「解放感」について、その日の感覚をSolo Logとして残しておこうと思う。
知らない職場へ一人で行く
タイミーの仕事は、いつもの職場へ出勤するのとは少し違う。
初めて行く場所なら、まず現地まで無事に到着できるか気になる。
場所はここで合っているのか。
入口はどこなのか。
何分前に着けばいいのか。
服装は問題ないか。
持ち物を忘れていないか。
仕事を始める前から、細かいことをいろいろ考えてしまう。
さらに現場に入れば、初めて会う人たちがいる。
仕事のやり方も、その場で覚えることになる。
慣れている人にとっては何でもないことでも、初めての自分には分からない。
だから少なからず緊張する。
「失敗しないように」が頭にある
仕事が始まると、
「間違えないようにしよう」
という意識が出てくる。
教えてもらったことを覚える。
周りの人の動きを見る。
分からなければ確認する。
邪魔にならないように動く。
単純な作業だったとしても、初めての場所では普段より頭を使っている気がする。
慣れた仕事なら無意識にできることでも、初日は一つひとつ確認しながら進めることになる。
これが意外と疲れる。
肉体的な疲労だけではない。
ずっと少しだけ緊張している。
そんな感じだ。
時計を見る回数が増えた
仕事中、ときどき時間が気になった。
「今、何時だろう」
「あと何時間かな」
もちろん、時計ばかり見ていたわけではない。
作業をしていれば時間は進んでいく。
それでも終了時間が決まっているから、
ゴールまであとどれくらいなのか
を意識してしまう。
あと2時間。
あと1時間。
あと30分。
残り時間が短くなるにつれて、気持ちも少しずつ軽くなる。
これは単発バイトならではかもしれない。
今日の仕事を終えれば、とりあえず今日の勤務は完了する。
「明日も同じ場所へ行かなければならない」と考えなくてもいい。
この区切りの明確さは大きい。
そして終了時間になった
作業を続けていると、ついに終了時間になった。
その瞬間だった。
身体の力が少し抜けたような感じがした。
「終わった」
ただそれだけなのに、妙にうれしかった。
仕事が嫌だったからというより、
「今日やるべきことを最後まで終えた」
という安心感に近かったと思う。
途中で帰らなかった。
大きな問題もなく最後まで働いた。
知らない場所へ一人で行って、仕事をして、終了時間を迎えた。
始まる前には少し緊張していたことが、全部過去になった。
職場を出ると空気まで違って感じた
仕事が終わり、職場の外へ出る。
これが気持ちよかった。
同じ場所なのに、出勤前とは景色が少し違って見える。
出勤するときは、
「これから仕事か」
という気持ちがある。
帰るときは、
「もう自由だ」
という気持ちになる。
道路も駅もコンビニも何も変わっていない。
変わったのは自分の状態だけだ。
それなのに、外の空気まで軽く感じる。
こういう瞬間は好きだ。
「今日はもう仕事をしなくていい」
解放感の正体を考えてみると、
「今日の仕事について、もう考えなくていい」
という感覚が大きかった。
仕事前なら、
遅刻しないか。
仕事内容は大丈夫か。
人間関係はどうだろう。
ちゃんとできるだろうか。
いろいろ考える。
でも終わってしまえば、少なくともその日の仕事については考えなくていい。
あとは帰るだけ。
この切り替わりが一瞬で来る。
数分前まで仕事をしていたのに、職場を出れば自分の時間になる。
単純なことだけれど、この差は大きい。
単発バイトだから感じやすいのかもしれない
普通の仕事なら、仕事が終わっても、
「また明日」
がある。
金曜日なら、
「また来週」
がある。
しかし単発の仕事では、その日の勤務が一つの完結した出来事になる場合がある。
出勤。
勤務開始。
作業。
休憩。
作業。
勤務終了。
帰宅。
一日の中できれいに完結する。
だから仕事が終わったとき、
一つのミッションをクリアしたような感覚
が出やすいのかもしれない。
僕はこの感覚が意外と嫌いではなかった。
帰り道は少しゆっくりできる
仕事へ向かうときは時間を気にする。
遅刻できないからだ。
しかし帰りは違う。
急ぐ必要がない。
電車に乗ってもいい。
少し歩いてもいい。
コンビニへ寄ってもいい。
何か食べてもいい。
まっすぐ家へ帰ってもいい。
自分で決められる。
この「自分で決められる状態に戻った」ということも、解放感につながっている気がする。
疲れているのに気分は悪くない
仕事をすれば当然疲れる。
立ち仕事なら足も疲れる。
身体を動かす仕事なら汗もかく。
家に帰れば休みたくなる。
それなのに、仕事直後は意外と気分がいい。
疲労と解放感が同時に存在する。
これは不思議だ。
何もしなかった日の夜より、数時間働いたあとのほうが気持ちよく休めることもある。
「今日はこれをやった」
という事実があるからかもしれない。
お金以上に「終わらせた」という感覚
もちろん働く目的の一つはお金だ。
報酬があるから仕事へ行く。
しかし実際に一日を終えてみると、お金とは別の感覚も残った。
知らない場所へ行けた。
初めての職場に入れた。
指示された仕事をやった。
最後まで勤務した。
そして帰ってきた。
一つひとつは小さい。
でも全部合わせると、
「今日、一つ終わらせた」
という感覚になる。
これが思った以上に気持ちいい。
行く前が一番重かったのかもしれない
振り返ってみると、仕事そのものより、行く前のほうが精神的に重かった気もする。
初めての場所だから分からない。
分からないから想像する。
想像すると不安になる。
でも実際に行けば、仕事は始まる。
始まれば目の前の作業をする。
そして時間が来れば終わる。
当たり前なのだが、経験する前には必要以上に大きく考えてしまう。
これは仕事以外でも同じかもしれない。
「またできるかも」と思えた
仕事が終わった瞬間には、
「しばらく休みたい」
という気持ちもあった。
でも少し時間がたつと、
「これなら、また別の仕事にも行けるかもしれない」
とも思った。
一度経験すると、最初の一回より心理的なハードルが下がる。
知らない職場へ行く。
初対面の人から仕事を教えてもらう。
数時間働く。
終わったら帰る。
一度この流れを経験したことで、次は完全な未知ではなくなる。
これは自分にとって小さいけれど意味のある変化だった。
解放感まで含めて一日の経験だった
タイミーの仕事が終わった瞬間。
僕は、
「終わった!」
と思った。
そして職場を出た。
外の空気を感じた。
もう時間を気にしなくていい。
もう仕事の手順を考えなくていい。
あとは自分の時間だ。
この解放感は、仕事をしなければ味わえないものでもある。
最初から一日休みなら、「仕事が終わった」という喜びはない。
少し緊張して、
少し疲れて、
最後までやって、
そこから自由になる。
その落差が気持ちよかったのだと思う。
タイミーで働いた日の記憶として、仕事内容だけでなく、この感覚も残しておきたい。
仕事が終わった瞬間に感じた、あの大きな解放感。
それは単に「仕事から解放された」というだけではなく、
知らない場所へ一人で行き、今日やることを最後まで終えた自分への小さな達成感
だったのかもしれない。


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