単発バイトへ行くとき、必要な物はそれほど多くない。
スマホ。
財布。
飲み物。
ボールペン。
場合によっては軍手や印鑑。
一つ一つを見ると、特別な物ではない。
だからこそ私は、
「これくらいなら忘れないだろう」
と思っていた。
ところが実際には、仕事で必要だったシャチハタを忘れたことがある。
家を出てから気づくと、
「なんでこんな小さな物を忘れたんだ」
と焦る。
その経験から考えたのが、
仕事で使う小物を全部一つのポーチに入れておけばいいのではないか
という単純な方法だった。
今回は、シャチハタを忘れた経験から仕事用ポーチを作ってみて感じたことを書いてみたい。
シャチハタは小さいからこそ忘れやすかった
シャチハタを忘れた原因を考えてみると、難しい話ではなかった。
小さいからだ。
財布なら忘れたことに気づきやすい。
スマホも普段から使うので、家を出る前に確認する。
しかしシャチハタは違う。
普段の外出では使わない。
仕事の日だけ必要になる。
しかも小さい。
机の上。
引き出し。
バッグのポケット。
どこに置いても邪魔にならない。
その結果、
「どこに置いたか分からなくなる物」
になりやすい。
前日に覚えていても、当日の朝には別のことを考えている。
着替える。
天気を見る。
電車の時間を確認する。
勤務先までの経路を見る。
そんなことをしているうちに、シャチハタだけが抜けてしまう。
忘れ物対策を「記憶」に任せない
一度忘れると、
「次から絶対に忘れない」
と思う。
しかし、この方法は意外と危ない。
次回は覚えているかもしれない。
その次も覚えているかもしれない。
でも半年後は分からない。
人間の記憶に、
「仕事の日は必ずシャチハタを持っていく」
という作業を毎回やらせる必要がある。
だったら最初から、
覚えていなくても忘れない仕組み
を作った方が簡単ではないか。
そこで仕事用ポーチを一つ作ることにした。
特別なポーチでなくてもいい
仕事用ポーチといっても、大げさな物ではない。
高価なバッグを買う必要もない。
家にある小さなポーチでもいい。
重要なのは、
「これは仕事で使う小物専用」
と決めることだ。
普段の買い物では中身を出さない。
休日にも使わない。
仕事へ行くときだけリュックに入れる。
そうすると、
「シャチハタを入れたかな?」
ではなく、
「仕事用ポーチを持ったかな?」
という確認だけで済む。
確認する対象が減る。
これは思っていた以上に楽だった。
ポーチに何を入れるか考えてみた
最初に入れようと思ったのは、当然シャチハタだった。
ただ、せっかくなら仕事で使いそうな小物をまとめておきたい。
そこで候補になったのが、
シャチハタ。
黒のボールペン。
予備のボールペン。
小さなメモ帳。
ティッシュ。
必要なら作業用の小物。
といった物だった。
職場によって必要な物は違うので、何でも詰め込めばいいわけではない。
大切なのは、
「忘れると困るけれど、普段はあまり使わない物」
を優先して入れることだと思う。
ボールペンも2本入れておく
仕事ではボールペンを使うことがある。
一本持っていけば普通は足りる。
しかし、インクが出なくなることもある。
どこかへ置き忘れることもある。
そこで私は、
一本ではなく予備も入れておく
方が安心だと思った。
ボールペン一本なら、それほど場所も取らない。
使わなければそのままでいい。
必要になったときだけ役に立つ。
仕事用ポーチは、
「毎回全部使う道具箱」
ではなく、
「困ったときの小さな保険」
くらいに考えると使いやすい。
軍手まで入れるかは仕事次第
物流や軽作業なら軍手が必要になることもある。
ただ、軍手はシャチハタやボールペンより大きい。
ポーチが小さいなら無理に入れる必要はない。
私は、
小物はポーチ。
大きめの物はリュック。
というように分けた方が分かりやすいと思った。
全部を一つにまとめようとすると、今度はポーチそのものが大きくなってしまう。
小さい物だけをまとめる。
これくらいがちょうどいい。
前日の準備も簡単になった
仕事用ポーチを作ると、前日の準備も変わる。
以前なら、
「シャチハタは?」
「ボールペンは?」
「メモ帳は?」
と一個ずつ探す。
しかしポーチが完成していれば、
ポーチをリュックへ入れる。
これだけでかなりの準備が終わる。
もちろん勤務先ごとの持ち物確認は必要だ。
職場によって指定される物が違うこともある。
それでも毎回使う基本セットを固定しておけば、確認する項目を減らせる。
忘れ物対策というより、
準備そのものを簡単にする方法
なのだと思う。
「入れっぱなし」にするのがポイントだった
仕事が終わると、使った物を家で出したくなる。
しかしシャチハタを出してしまえば、次回また入れ忘れる可能性がある。
そこで、仕事専用にできる物はなるべくポーチへ戻しておく。
使ったら戻す。
基本的には出さない。
これだけだ。
特にシャチハタのような安価で小さい物なら、可能であれば仕事用を一つ用意して固定してしまう方法もある。
そうすれば、
「家で使ったあと戻し忘れた」
ということも減る。
置き場所を決めることが、忘れ物対策になる。
ポーチそのものを忘れたら意味がない?
ここで一つ問題がある。
シャチハタを忘れなくなっても、
「仕事用ポーチそのものを忘れたら同じでは?」
ということだ。
確かにその通りだ。
そこで私は、できるだけ仕事用リュックの中にポーチを入れておく方法がいいと思った。
毎回、
机→ポーチ→リュック
と移動させるのではない。
最初から、
リュックの中を定位置にする。
そうすれば、リュックを持って出ればポーチも一緒についてくる。
忘れるための機会そのものを減らせる。
忘れ物チェックリストも短くできる
持ち物を一つずつ確認すると、
スマホ。
財布。
シャチハタ。
ペン。
メモ帳。
軍手。
飲み物。
……と項目が増えていく。
しかし仕事用ポーチを作ると、
スマホ。
財布。
仕事用ポーチ。
飲み物。
必要な作業用品。
くらいまで減らせる。
チェックリストは長いほど安心に見えるが、毎回確認するのは面倒になる。
だったら、
細かい物をまとめて確認項目そのものを減らす。
この方が私には合っていると感じた。
一度失敗したから改善できた
シャチハタを忘れた日は、
「やってしまった」
と思った。
仕事へ行く前に忘れ物へ気づくと、それだけで気持ちが落ち着かなくなる。
しかし今考えると、忘れたからこそ、
「どうしたら次から忘れない?」
と考えるきっかけになった。
もし一度も忘れていなければ、仕事用ポーチを作ろうとは考えなかったかもしれない。
失敗は嫌なものだ。
でも、
同じ失敗をしにくい仕組みを一つ作れたなら、完全なマイナスではない。
これは仕事だけでなく、日常生活でも同じだと思う。
「気をつける」より「仕組みにする」
忘れ物をすると、
「次は気をつけよう」
と言う。
私もそう思う。
ただ、「気をつける」は具体的な方法ではない。
忙しい朝には忘れるかもしれない。
眠い日もある。
急いで家を出る日もある。
だから、
「忘れないように頑張る」
より、
「忘れにくい状態を先に作っておく」
方が確実だ。
シャチハタを仕事用ポーチに入れる。
ポーチを仕事用リュックに入れる。
使ったら元の場所へ戻す。
たったこれだけだ。
仕事用ポーチを作って一番変わったこと
一番変わったのは、持ち物の数ではなかった。
仕事へ行く前の、
「何か忘れていないかな?」
という不安が少し減ったことだ。
忘れ物を一度すると、その後は逆に心配になる。
シャチハタは入れた?
ペンは?
ほかに必要な物は?
何度も確認したくなる。
でも、
「基本的な小物は全部あのポーチ」
と決めてしまえば、確認が楽になる。
小さなポーチ一つだが、仕事へ行く前の心理的な負担まで少し減らしてくれた。
まとめ|シャチハタを忘れた失敗が仕事用ポーチになった
シャチハタを忘れたこと自体は、小さな失敗だった。
しかし小さな失敗だからこそ、簡単な方法で改善できる。
私が考えた答えは、
仕事用の小物を一つのポーチへまとめること。
シャチハタ。
ボールペン。
予備のペン。
メモ帳。
必要な小物。
それらを毎回集めるのではなく、最初から一か所に置いておく。
そして可能なら、仕事用リュックの中を定位置にする。
これなら、
「シャチハタを持った?」
ではなく、
「仕事用ポーチは入っている?」
だけ確認すればいい。
一度の忘れ物を、
「失敗したな」
だけで終わらせることもできる。
でも、その失敗から一つ仕組みを作れば、次の仕事は少し楽になる。
シャチハタを忘れた経験から生まれた仕事用ポーチ。
大げさな対策ではない。
それでも私にとっては、同じ忘れ物を繰り返さないための、かなり実用的な改善になった。


コメント