ロングテール記事を大量に書く戦略は本当に使える?実際にブログを続けて考えたこと

Solo Life Design|ひとり人生設計

ブログを運営していると、「ロングテールキーワードを狙った方がいい」という話をよく目にする。

検索数の大きなキーワードで上位を狙うのではなく、検索する人は少なくても、具体的な疑問に答える記事を積み上げていく方法だ。

例えば「一人暮らし 食事」という大きなテーマだけを狙うのではなく、

「一人暮らし コロッケ 何個」

「チキンカツ 半分 足りる」

「レトルトカレー ご飯150g」

といった、かなり細かい疑問を一つずつ記事にしていく。

私は複数のサイトを運営しながら記事を増やしてきたが、記事数を増やせばアクセスも同じ割合で増える、というほど単純ではなかった。

それでも、ロングテール記事を大量に書く方法には意味があると感じている。

今回は、実際に大量の記事を書いてきた立場から、この戦略は本当に使えるのかを考えてみたい。

そもそもロングテール記事とは何か

ロングテール記事を簡単に言えば、検索する人数はそれほど多くなくても、具体的な疑問を持っている人に向けた記事だ。

「カレー」のような大きなキーワードでは競合が非常に多い。

しかし、

「レトルトカレー ご飯200g 多い」

まで具体的になると、検索する人は減る一方で、何を知りたいのかは分かりやすくなる。

記事を書く側としても、

「200gは多いのか」

「150gならどうか」

「一人暮らしならどう考えるか」

と内容を絞り込める。

検索する人の疑問と記事内容を合わせやすいのが、ロングテール記事の面白いところだと思う。

1記事で大量アクセスを狙わなくてもいい

ロングテール戦略で重要なのは、1記事に大きなアクセスを期待しすぎないことだ。

例えば100記事公開したとしても、その100記事すべてが毎日アクセスを集めるとは限らない。

アクセス0の記事もある。

1クリックだけの記事もある。

一方で、予想していなかった記事の表示回数が少しずつ増えることもある。

つまり、

100記事を書いて、その中から何本かが検索される

くらいの考え方の方が続けやすい。

「この記事は1日100アクセスを取れるだろうか」

と毎回考えるより、

「この疑問に答えるページをサイトの中に一つ追加する」

と考える。

私はこの感覚の方が大量の記事を書く戦略には合っていると思う。

ただ記事数を増やせばいいわけではなかった

一方で、大量投稿には注意点もある。

記事を10倍にしたからといって、アクセスが10倍になるわけではない。

これは実際に記事を増やしていると強く感じる。

似た内容の記事を増やしすぎれば、検索意図の違いが曖昧になる。

タイトルだけ変えて、中身がほとんど同じ記事を大量に作っても、サイト全体として価値が増えたとは言いにくい。

だから最近は、

「この記事にしかない疑問は何か」

を考えることが重要だと思っている。

例えば、

「チキンカツ半分で足りる?」

と、

「チキンカツ1枚は多い?」

は似ている。

しかし前者は半分で一食になるかが中心で、後者は一枚を食べ切る必要があるのかが中心になる。

さらに、

「残り半分を翌日どう食べる?」

なら保存やアレンジが中心になる。

テーマが近くても検索する人の疑問を分ければ、それぞれの記事に役割を持たせられる。

大量に書くと検索需要を自分で発見できる

ロングテール記事を大量に書くメリットの一つは、どんなテーマが検索されるのかを実際のデータから学べることだ。

記事を書く前に検索数を調べる方法もある。

しかし、個人ブログの場合は、自分で記事を公開してGoogle Search Consoleなどのデータを見る方法もかなり面白い。

予想していた記事がほとんど表示されない。

逆に、

「こんな細かいテーマを検索する人がいるのか」

と思った記事に表示が付き始める。

こうしたことが起きる。

つまり記事そのものが、小さな市場調査にもなる。

10記事だけでは分からなかった傾向が、100記事、200記事と増えることで見えてくる可能性がある。

1クリックの記事も失敗とは限らない

ブログを運営していると、1日1クリックの記事を見ると少なく感じる。

しかしロングテール戦略では、この1クリックの見方が変わる。

もし100記事が平均して1日1クリックを生み出せれば、単純計算では合計100クリックになる。

もちろん現実には、毎日均等にクリックされるわけではない。

0の記事もあれば、何クリックも発生する記事もある。

それでも、

小さなアクセスを大量の記事で積み上げる

という考え方そのものは成立する。

重要なのは、1記事単位の数字だけを見て「失敗」と決めないことだ。

大量投稿と相性がいいテーマがある

すべてのサイトで同じ戦略が使えるとも思わない。

大量のロングテール記事と相性がいいのは、疑問を細かく分割できるテーマだ。

食事なら、

何個。

何グラム。

何食分。

多いか少ないか。

保存できるか。

翌日はどう食べるか。

何と組み合わせるか。

このように、一つの食材から複数の疑問が生まれる。

仕事でも同じだ。

50代。

未経験。

時給。

勤務地。

資格。

応募件数。

面接。

契約終了。

一つの大きなテーマを、実際の生活で発生する小さな疑問へ分解できれば記事候補はかなり増える。

AIで記事を増やすほど体験が重要になる

AIを使えば、以前より速く記事を作れるようになった。

だからこそ、大量投稿では「何を書くか」の差が重要になると思う。

一般論だけなら似た記事をいくらでも作れてしまう。

そこで強くなるのが、自分の体験だ。

実際に歩いた。

実際に食べた。

実際に応募した。

実際に失敗した。

実際に使ってみた。

こうした情報は、その人にしか書けない。

AIに文章作成を手伝ってもらっても、素材となる体験まで同じになるわけではない。

AIで文章を作り、自分の経験で記事を差別化する。

私はこの組み合わせがロングテール戦略と相性がいいと感じている。

書いた後の見直しも必要になる

大量に記事を書くと、「公開すること」が目的になりやすい。

しかし、本当に重要なのは公開後かもしれない。

表示回数が増えた記事。

少しずつクリックされ始めた記事。

検索順位が上がってきた記事。

こうしたページが見つかったら、内容を追加したり関連記事を内部リンクでつないだりする。

逆に、長期間ほとんど表示されない記事なら、

タイトルが検索意図と合っているか。

内容が薄くないか。

別の記事と重複していないか。

などを確認する。

大量に作って終わりではなく、

大量に試して、反応が出た場所を強化する。

ここまで含めてロングテール戦略だと思う。

100記事は100回の実験とも考えられる

私はロングテール記事を「コンテンツ」であると同時に「実験」として見るようになった。

1記事公開する。

検索結果に表示されるかを見る。

クリックされるかを見る。

関連テーマを追加する。

またデータを見る。

この繰り返しだ。

100記事なら100回の実験になる。

全部成功する必要はない。

10本に反応が出たなら、その10本から次のテーマを考えられる。

すると最初はバラバラだった記事が、少しずつまとまり始める。

単発記事を大量に作ることから、検索されるテーマの集団を育てることへ変わっていく。

ここまで進むと、大量投稿の意味も変わってくる。

ロングテール戦略は本当に使えるのか

現時点で私が感じている答えは、

使える。ただし「大量に書くだけ」では足りない。

というものだ。

記事数は多い方が試せるテーマも増える。

しかし、同じような記事を機械的に増やすだけでは弱い。

一つ一つに異なる検索意図を持たせる。

自分の体験を入れる。

公開後のデータを見る。

反応があったテーマをさらに掘る。

関連記事をつなげる。

この繰り返しが必要になる。

まとめ

ロングテール記事を大量に書く戦略は、一発で大きなアクセスを狙う方法ではない。

小さな疑問に答える記事を積み上げ、その中から検索されるテーマを発見していく方法だと私は考えている。

大量に書いてもアクセスが比例して増えるとは限らない。

アクセス0の記事も出る。

それでも、実際に記事を公開し続けることでしか得られないデータもある。

だから私は、

「大量生産」より「大量実験」

と考えた方がいいと思っている。

100記事なら100回試せる。

その中で反応したテーマを見つけ、さらに深く掘る。

そして、自分の体験を加えていく。

ロングテール戦略の強さは記事数そのものではなく、大量の記事から「読まれる小さな需要」を発見し、それを次の記事へつなげられることにあるのだと思う。

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