AWSを勉強したい。
そう思っても、仕事やブログ、日々の生活があると、まとまった勉強時間を確保するのは意外と難しい。
休日に3時間勉強しよう。
毎晩1時間やろう。
最初はそう考えるのだが、目標が大きいほど始めるまでが重くなる。
そこで今回は、もっとハードルを下げる。
毎日30分だけAWSを勉強する。
これを100日間続けてみる。
30分なら短い。
しかし100日続ければ、
30分×100日=3000分。
つまり50時間になる。
50時間あれば、AWSについてほとんど分からない状態からでも、かなり多くのことを学べるはずだ。
これは「短期間でAWSを完全攻略する」という企画ではない。
毎日少しずつ積み上げたら、100日後の自分はどこまで変わるのか。
そんな学び直しの実験である。
なぜ1日30分なのか
1日30分にした最大の理由は、続けやすそうだからだ。
2時間なら、
「今日は疲れているから明日にしよう」
となりやすい。
1時間でも仕事が忙しい日は少し重い。
しかし30分ならどうだろう。
テレビを見る時間。
スマホを見る時間。
YouTubeを見る時間。
そうした時間の一部を使えば確保できる可能性が高い。
重要なのは、1日の勉強量を最大化することではない。
100日後まで続いている仕組みを作ることだと思う。
1日だけ3時間勉強して、その後1週間何もしないより、毎日30分を続ける。
今回はそちらを選ぶ。
100日続けると50時間になる
30分という数字だけを見ると少なく感じる。
しかし積み重ねると印象が変わる。
10日で5時間。
30日で15時間。
50日で25時間。
100日で50時間。
50時間というまとまった時間を最初から確保しようとすると難しい。
ところが毎日に分割すると30分になる。
この考え方はAWSだけでなく、SQL、Python、英語、資格勉強などにも使える。
自分には時間がないと思っていても、30分単位なら意外と作れるかもしれない。
最初の10日はAWSの全体像を見る
最初から細かいサービスをすべて覚えようとはしない。
まずAWSとは何なのかを大まかにつかむ。
クラウドとは何か。
AWSにはどんなサービスがあるのか。
リージョンとは何か。
アベイラビリティゾーンとは何か。
責任共有モデルとは何か。
最初はこのくらいから始める。
AWSには非常に多くのサービスがあるため、全部を一度に覚えようとすると嫌になりそうだ。
最初の目標は、
「AWSの説明を見ても完全な未知の言葉ではなくなる」
くらいでいい。
次は主要サービスに慣れる
全体像が見えてきたら、頻繁に登場するサービスを中心に勉強する。
例えばEC2。
仮想サーバーとして何ができるのか。
S3。
データを保存するサービスとして、どんな場面で使われるのか。
RDS。
データベースをクラウド上で利用するとはどういうことなのか。
VPC。
ネットワークをどう考えるのか。
IAM。
ユーザーや権限をどう管理するのか。
最初から細かな設定値を暗記するより、
「このサービスは何をするものなのか」
を自分の言葉で説明できる状態を目指したい。
SQL経験とAWSをつなげて考える
新しい技術を勉強するとき、過去の経験を全部捨てる必要はない。
例えばSQLを使ってきた人なら、RDSを勉強するときにデータベースの経験を生かせる。
サーバーやネットワークに触れた経験があれば、EC2やVPCを理解するときの足場になるかもしれない。
新しい分野だからといって、
「自分は完全な初心者だ」
と考えすぎない。
今まで覚えたこととAWSを接続していく。
この方法なら、単なる暗記より理解しやすそうだ。
30日目には用語への抵抗をなくしたい
30日続けば15時間だ。
この段階でAWSを自在に使える必要はない。
目標はもっと小さくする。
EC2。
S3。
RDS。
IAM。
VPC。
CloudWatch。
こうした単語を見たとき、
「聞いたことはある」
ではなく、
「だいたい何をするものか説明できる」
くらいになれば十分だと思う。
最初は外国語のように見えたAWSのサービス名が、少しずつ意味のある言葉に変わっていく。
30日目では、その変化を確認したい。
50日目から問題演習を増やす
50日なら25時間。
ここまで来たら、インプットだけではなく問題を解く時間も増やしたい。
問題を解くと、
「分かったつもりだった」
部分が見えてくる。
例えば似たサービスの違い。
料金の考え方。
セキュリティ。
可用性。
バックアップ。
問題文の条件によって、どのサービスを選ぶのか。
間違えた問題は失敗ではない。
むしろ、自分が理解していない場所を教えてくれる。
正解数だけを見るのではなく、
なぜ間違えたのか
を確認する時間にしたい。
30分をどう使うか
毎日の30分は、同じ内容に固定しなくてもいいと思う。
例えば、
最初の10分で前日の復習。
次の15分で新しい内容。
最後の5分で今日覚えたことをメモする。
別の日には30分すべて問題演習でもいい。
疲れている日は解説動画を見るだけでもいい。
重要なのは完璧な30分ではなく、AWSに毎日触れることだ。
「今日は集中できなかったからノーカウント」
とすると継続が苦しくなる。
20分しかできない日があってもいい。
翌日にまた戻ればいい。
最大の敵は勉強内容ではなく中断かもしれない
100日チャレンジで最も難しいのは、AWSの技術そのものではないかもしれない。
最大の敵は、
「一度休んだから、そのままやめる」
ことだと思う。
仕事で疲れる日もある。
予定が入る日もある。
体調が悪い日もある。
100日間、毎日完璧な生活を送れるとは限らない。
だから1日できなかっただけで、
「チャレンジ失敗」
と考えないようにしたい。
翌日また30分やればいい。
継続とは、一度も止まらないことではなく、止まっても戻ってくることなのかもしれない。
100日後に期待するのは資格だけではない
100日後、資格試験に合格できればもちろんうれしい。
ただ、今回のチャレンジの目的を資格だけにはしたくない。
AWSの求人を見たときに、書かれている用語が以前より理解できる。
クラウドについて人と話せる。
自分でさらに勉強を続けられる。
SQLやPythonなど、これまでの経験とAWSをどう組み合わせるか考えられる。
こうした変化も成果だ。
資格は分かりやすい結果だが、50時間勉強した経験そのものも残る。
100日後に50時間は小さくない
1日30分だけを見ると、本当に小さい。
今日30分勉強したからといって、明日突然AWSに詳しくなるわけではない。
10日続けても、劇的な変化は感じないかもしれない。
しかし100日後には50時間になる。
さらに200日なら100時間。
1年なら約182時間になる。
毎日の小さな行動は、その日の成果だけを見ると過小評価しやすい。
だから今回は100日という長さで見る。
AWSを30分勉強する。
今日だけなら小さな行動だ。
しかし、それを100回繰り返した自分は、今とは違う場所にいるはずだ。
まず30分。
そして明日も30分。
100日後に、
「50時間積み上げたら本当に変わったのか」
を自分自身で確かめてみたい。


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