家を出てしばらく歩いたところで、忘れ物に気づいた。
「あれ、持ってきたかな?」
最初はそんな軽い疑問だった。
歩きながらバッグの中を確認してみる。
いつも入れている場所を見る。
ない。
別のポケットも探す。
やっぱりない。
そこでようやく、
「家に忘れた」
と分かった。
忘れ物そのものは、それほど大きな出来事ではない。
家まで戻ればいいだけだ。
しかし、すでにある程度歩いてしまっている。
その瞬間、一気に疲れた気分になった。
今回は、そんな「忘れ物をして家まで取りに戻った日」を記録しておこうと思う。
家を出たときは何も気づかなかった
その日は普通に準備をして家を出た。
服を着る。
バッグを持つ。
スマホを確認する。
鍵をかける。
そして、そのまま目的地へ向かった。
家を出た直後には違和感はなかった。
忘れ物をしているという感覚もない。
むしろ、
「今日は問題なく出られた」
くらいに思っていた。
忘れ物というのは不思議だ。
家にいる間は気づかないのに、家から離れてから急に思い出す。
今回もそうだった。
歩いている途中、ふと必要な物のことが頭に浮かんだ。
そこでバッグを確認した。
ない。
一瞬、
「別の場所に入れたかな」
と思った。
しかし、探しても見つからない。
そこで家に置いたままだと気づいた。
このまま行くか、戻るか
次に考えたのが、
「取りに戻る必要があるか?」
だった。
なくても何とかなる物なら、そのまま行ってしまう方法もある。
すでに歩いてきた道を戻るのは面倒だ。
時間もかかる。
また同じ道を歩かなければならない。
人間は不思議なもので、10分歩くこと自体は大したことがなくても、
「さっき歩いた10分を戻る」
となると急に損をしたような気持ちになる。
しかし、その忘れ物は後で必要になる可能性が高かった。
目的地に着いてから、
「やっぱり持ってくればよかった」
となったら、もっと困る。
少し迷ったが、家まで戻ることにした。
来た道を引き返す
方向を変えて家へ戻る。
さっきまで目的地に向かっていた道を、今度は反対方向へ歩く。
景色は同じなのに気分は違った。
「最初に確認しておけばよかった」
という気持ちが出てくる。
さらに、
「なぜ忘れたんだろう」
とも考える。
特別に急いでいたわけではない。
大きなトラブルがあったわけでもない。
単純に確認しなかっただけだった。
これが一番もったいない。
出発前に数秒確認すれば防げたことのために、何分も歩いて戻っている。
そう考えると、忘れ物そのものよりも、
確認をしなかったこと
のほうが問題だったように感じた。
家が近づくと少し安心した
戻ると決めてしまえば、あとは歩くだけだった。
家が近づいてくると、
「これで忘れ物を取れる」
という安心感も出てきた。
もし電車に乗った後だったら、もっと大変だったと思う。
電車代が余計にかかる可能性もある。
時間もさらに失う。
目的地によっては遅刻するかもしれない。
今回は歩いている途中で気づいた。
そう考えると、まだ運がよかった。
失敗したことばかり考えていたが、
早い段階で気づけたこと自体はよかった
と思い直した。
家に戻って忘れ物を発見
家に着いた。
鍵を開けて中に入る。
そして、予想していた場所を見る。
あった。
普通に置いてあった。
見つかった瞬間、
「やっぱりここだったか」
と思った。
何かに隠れていたわけでもない。
見つけにくい場所でもない。
家を出る前にそこを見れば、すぐに分かったはずだった。
忘れ物をバッグに入れる。
今度は念のため、ほかの持ち物も確認した。
スマホ。
財布。
鍵。
必要な物。
全部ある。
最初からこれをやっておけばよかった。
もう一度、同じ道を歩く
そして再び家を出た。
少し前にも通った道を、もう一度歩く。
結果として、
家→途中→家→途中
という無駄な往復が発生した。
ただ、二度目は少し気持ちが楽だった。
必要な物は持っている。
もう戻る必要はない。
さっきまで感じていた、
「本当に忘れたのかな」
という不安もなくなった。
時間は失ったが、忘れ物を持たずに目的地まで行って困るよりはいい。
そう考えることにした。
忘れ物は「時間」を失う
今回改めて感じたのは、忘れ物で失うのは物だけではないということだ。
一番大きいのは時間かもしれない。
家を出る前なら、確認に必要なのは数秒。
しかし外へ出てから気づけば、
5分。
10分。
場合によっては30分以上かかる。
遠くまで行ってしまえば、取りに戻ること自体を諦めることもある。
さらに時間だけではない。
「忘れた」
と気づいた瞬間から、頭の中もそのことでいっぱいになる。
取りに戻るか。
このまま行くか。
間に合うか。
なくても大丈夫か。
余計なことを考えなければならなくなる。
忘れ物一つで、その日の予定まで少し乱れる。
玄関を出る前の10秒が大事
では、どうすれば防げるのか。
今回のことで考えたのは、難しい仕組みを作る必要はないということだった。
玄関を出る前に10秒だけ止まる。
そして、
「今日必要な物はあるか?」
と確認する。
これだけでもかなり違うと思う。
特に毎日持つ物は決めておく。
財布。
スマホ。
鍵。
そして、その日だけ必要な物。
この最後の、
「その日だけ必要な物」
が一番忘れやすい。
普段バッグに入っていないからだ。
だから前日の夜にバッグへ入れてしまうのもいい。
朝に準備すると、別のことを考えて忘れる可能性がある。
忘れ物をゼロにするのは難しい
とはいえ、これから一度も忘れ物をしないとは思わない。
人間なので忘れることはある。
急いでいる日もある。
寝不足の日もある。
別のことを考えている日もある。
大事なのは、
「自分は忘れない」
と思わないことなのかもしれない。
自分も忘れる。
だから確認する。
このくらいでちょうどいい。
今回も、
「持ったはず」
という感覚で家を出てしまった。
でも「持ったはず」と「実際に持っている」は違う。
最後に目で確認するだけで防げることは多い。
小さな失敗も記録しておく
忘れ物をして家まで戻った。
文章にすると、それだけの出来事だ。
人生を変えるような出来事ではない。
誰かに自慢する話でもない。
しかしSolo Logでは、こういう日も残しておきたい。
大きな旅行や特別な体験だけが生活ではない。
道を間違えた。
財布を忘れた。
電車を乗り間違えた。
予定より早く着いた。
雨に降られた。
そんな小さな出来事の積み重ねが、実際の日常だと思う。
そして記録すると、
「次はこうしよう」
という改善点も見えてくる。
今回なら非常に単純だ。
家を出る前に持ち物を確認する。
たったこれだけ。
まとめ|戻れる距離で気づいてよかった
忘れ物に気づいた瞬間は、
「面倒だな」
と思った。
せっかく歩いてきたのに、また家へ戻る。
そして、もう一度同じ道を歩く。
時間だけを考えれば完全なロスだった。
それでも、目的地まで行ってから気づくよりはよかった。
必要な物も無事に持っていくことができた。
今回の教訓は、
玄関を出る前の数秒を惜しまないこと。
忘れ物をして往復する時間と比べれば、10秒程度の確認なんてほとんど負担ではない。
これから家を出るときは、
スマホ。
財布。
鍵。
その日に必要な物。
最低限これだけは確認してから出ようと思う。
忘れ物をして、家まで取りに戻った。
ただそれだけの日だった。
でも、こういう小さな失敗を記録しておくことも、Solo Logらしい記録の一つだと思う。


コメント