東京に住んでいると、少し離れた場所へ行くだけでも電車を使うのが普通になる。
落合駅から原宿駅へ行く場合も、普通なら電車だろう。
わざわざ歩いて行こうと考える人は、それほど多くないと思う。
でも今回は、落合駅から原宿駅まで一人で歩いてみた。
目的は特別なものではない。
「実際に歩いたら、どのくらい大変なんだろう?」
ただ、それを自分で確かめてみたかった。
落合駅から原宿駅は歩けるのか?
最初に気になったのは、そもそも徒歩で現実的な距離なのかということだった。
地図で見ると、落合と原宿はかなり離れているように感じる。
電車なら乗り換えを含めても、それほど大きな移動ではない。
ところが徒歩になると話が変わる。
ルートによって違いはあるが、距離はおおむね7〜8km程度。
歩く速さや信号待ち、休憩などによって変わるものの、目安として2時間前後を考えておいた方がいい距離だ。
普段の「駅まで10分」とは完全に違う。
散歩というより、ちょっとした長距離ウォーキングである。
それでも東京の場合、道の途中に店も駅も多い。
疲れたら休めるし、本当に無理なら途中から電車に乗ることもできる。
そう考えると挑戦しやすかった。
落合駅から歩き始める
落合駅周辺から歩き始めた。
最初のうちは特別な感じはしない。
普段歩いている東京の道路だ。
車が走り、コンビニがあり、人が歩いている。
「本当にこのまま原宿まで歩くのか」
そんなことを考えながら進む。
長距離を歩くとき、最初から目的地のことばかり考えると遠く感じる。
だから今回は、
「まず新宿方面まで行こう」
くらいに考えることにした。
一つ先へ。
また一つ先へ。
それを繰り返していけば、いつか原宿に着く。
電車では分からない東京の距離
歩いていて面白かったのが、街と街が全部つながっていると実感できることだった。
電車の場合、
落合駅。
新宿方面。
原宿駅。
というように、駅を単位として東京を認識しやすい。
地下鉄なら途中の景色すら見えない。
しかし徒歩だと違う。
住宅が少しずつ増えたり、ビルが大きくなったり、人通りが変わったりする。
「ここから突然新宿です」
と街が切り替わるわけではない。
少しずつ景色が変わっていく。
東京は駅の集合ではなく、道路ですべてつながっている。
当たり前のことなのだが、自分の足で移動すると実感がかなり違った。
新宿が一つの目標になる
しばらく歩いていると、新宿方面が大きな中間地点になる。
高い建物が増えてくると、
「かなり進んできたな」
という感覚が出てくる。
ただ、ここで勘違いしてはいけない。
新宿まで来ても原宿はまだ先だ。
長距離徒歩では、「もうかなり歩いた」という気持ちと、「まだ残っている」という現実が同時にやってくる。
このあたりから足にも少し疲れを感じ始める。
普段なら電車に乗っている距離をずっと歩いているのだから当然だ。
それでも、
「ここまで来たなら最後まで歩こう」
という気持ちの方が強くなった。
一人だから自分のペースで歩ける
今回、一人で歩いて良かったと思ったこともある。
自分のペースで歩けることだ。
誰かと一緒なら、
「歩くの速くない?」
「ちょっと休まない?」
など、お互いに気を使う。
一人なら必要ない。
疲れたら少し速度を落とす。
気になる景色があれば見る。
コンビニに入りたければ入る。
逆に調子が良ければ、そのまま歩き続ける。
目的地だけ決めて、途中は自由。
これはSolo Logでいろいろな場所を一人で歩く面白さの一つだと思う。
歩くと東京が大きく感じる
電車で東京を移動していると、意外と東京を小さく感じることがある。
数駅ならすぐ着く。
快速ならもっと速い。
しかし歩くと東京は大きい。
一駅分進むだけでも、それなりの時間がかかる。
そして一駅と一駅の間にも、住宅、飲食店、公園、会社、学校など、たくさんの生活がある。
電車では数分で通過してしまう場所を、徒歩では何十分もかけて進む。
この感覚が新鮮だった。
「東京ってこんなに広かったのか」
というより、
「普段は東京を飛び越えながら移動していたんだな」
という感じに近い。
原宿が近づくと雰囲気が変わる
さらに歩いていくと、少しずつ原宿方面へ近づいていく。
人の流れも街の雰囲気も変わってくる。
ここまで来ると疲れている。
最初のような軽い足取りではない。
それでも目的地が近いと分かると、不思議と歩ける。
長距離徒歩では、最後の1kmくらいが面白い。
身体は疲れているのに、気持ちは少し元気になる。
「本当に落合からここまで来たんだ」
という実感が出てくるからだ。
原宿駅に到着
そして原宿駅に到着。
電車なら珍しくもない場所なのに、この日は少し違って見えた。
落合から自分の足だけで来た。
ただそれだけなのだが、達成感がある。
別に登山をしたわけでもない。
何十kmも歩いたわけでもない。
それでも普段なら電車で移動する区間を全部歩くと、一つの小さな挑戦になる。
交通費を節約できたことより、この達成感の方が大きかった。
電車を使わないメリットは節約だけではない
徒歩移動というと、
「交通費がかからない」
というメリットを最初に考えやすい。
もちろん、それもある。
しかし今回感じた一番のメリットは別だった。
移動そのものが一日の出来事になること。
電車なら落合から原宿へ移動する時間は、目的地へ行くための手段になる。
徒歩なら、その移動自体が体験になる。
途中で見た道路。
知らなかった店。
街並みの変化。
足の疲れ。
目的地が近づいてきたときの感覚。
全部が記憶として残る。
これは電車移動とはかなり違う。
毎回歩こうとは思わない
もちろん、落合から原宿まで毎回歩きたいかと言われれば、それは別の話だ。
時間もかかる。
疲れる。
暑い日や雨の日には厳しい。
荷物が多い日にも向かない。
予定があるなら、普通に電車を使った方が合理的だ。
だから徒歩が電車より優れているという話ではない。
たまに、
「今日は時間があるから歩いてみよう」
という選択肢があってもいいということだ。
途中で疲れれば電車に切り替えてもいい。
最初から完歩を義務にしない方が気楽に挑戦できる。
50代でも東京を歩いて楽しめる
50代になると、若い頃と同じように無理をする必要はないと思う。
ただ、「年齢的に長距離を歩くのはもう無理」と最初から決める必要もない。
自分のペースでいい。
休憩してもいい。
途中でやめてもいい。
今回のように一つの駅から遠い駅まで歩くだけでも、小さな挑戦になる。
大げさな旅行をしなくても、東京には歩いたことのない道が大量にある。
近所からスタートできる冒険だ。
まとめ|落合から原宿まで歩くと「移動」が体験になった
落合駅から原宿駅まで歩いてみて感じたのは、
電車なら単なる移動だった区間が、徒歩にすると一つの体験になる
ということだった。
東京の街が少しずつ変わっていく。
駅と駅の間にもたくさんの場所がある。
途中で疲れる。
それでも少しずつ目的地が近づく。
そして原宿駅に着いたとき、
「今日は自分でここまで歩いてきた」
と思える。
何か大きなことを達成したわけではない。
でも、こういう小さな挑戦を記録していくのがSolo Logなのだと思う。
次はまた別の駅まで歩いてみるのも面白い。
東京は電車で見るより、歩いてみた方がずっと広い。


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