70歳になった自分は、今の自分をどう見るのだろう。
そんなことを、ふと考えた。
「あのころ、もっとやっておけばよかった」
と思うのだろうか。
それとも、
「意外と好きなように生きたな」
と思えるのだろうか。
未来のことだから当然分からない。
でも、未来の自分が後悔しそうなことなら、今からある程度想像できる。
70歳になってから気づいても、取り戻せないものがある。
だったら今のうちに考えておくのも悪くない。
今回は、70歳になった自分を想像しながら、未来の自分が後悔しそうなことを考えてみた。
70歳は思っているほど遠くない
子どものころ、70歳はものすごく遠い未来だった。
30歳ですら大人に見えた。
50歳なんて、ほとんど想像できなかった。
でも実際に年齢を重ねてみると、時間の感覚は変わる。
10年は長い。
でも振り返ると、驚くほど短い。
10年前に何をしていたか思い出せる。
20年前の出来事だって、昨日のことのように覚えているものがある。
そう考えると70歳も、永遠に先の話ではない。
ある朝起きたら突然70歳になるわけではない。
今日の続きとして70歳になる。
だからこそ、今をどう過ごすかが重要なのだと思う。
「もっと挑戦すればよかった」と思いそう
最初に思いついたのはこれだった。
70歳の自分は、
「もっと挑戦しておけばよかった」
と思うのではないか。
人間は何かを始めようとすると理由を探す。
もう若くない。
失敗したら恥ずかしい。
お金がない。
時間がない。
経験がない。
今さら遅い。
やらない理由はいくらでも作れる。
でも70歳になった自分から見たら、今の自分はどう見えるだろう。
おそらく、
「まだ若かったじゃないか」
と思う。
これは不思議だ。
今の自分から20年前を見ると、
「あのころは若かった」
と思う。
だったら20年後の自分も、今を同じように見るはずだ。
失敗したことより、やらなかったこと
何かに挑戦して失敗すれば、その瞬間は後悔するかもしれない。
「やらなければよかった」
と思うこともある。
でも時間が経つと、失敗は一つの思い出になる。
笑い話になることさえある。
一方、やらなかったことには思い出そのものがない。
海外へ行ってみたかった。
新しい仕事をやってみたかった。
サイトを作ってみたかった。
何か商売を始めてみたかった。
知らない場所へ行きたかった。
でも結局やらなかった。
70歳になってから、
「あのときやっていたらどうなっていただろう」
と考える。
こちらのほうが長く残りそうな気がする。
お金ばかり気にして何もしなかった後悔
もちろん、お金は大切だ。
生活費は必要だ。
家賃も払う。
食費もかかる。
老後のお金も考えなければならない。
だから無計画に全部使えばいいとは思わない。
ただ、お金を減らさないことだけを目的にしてしまうのも違う気がする。
旅行したい。
でもお金がもったいない。
新しいことを勉強したい。
でも教材代がもったいない。
誰かに会いたい。
でも交通費がかかる。
全部我慢する。
そして通帳の数字だけを守る。
70歳になったとき、
「もっと使えばよかった」
と思うお金もあるのかもしれない。
行きたい場所へ行かなかったこと
場所についても考えた。
日本だけでも、自分が行ったことのない場所は大量にある。
世界まで広げれば、ほとんど知らない場所ばかりだ。
行ってみたいと思っていても、
「いつか行こう」
で終わることがある。
でも、その「いつか」が問題だ。
来年。
再来年。
仕事が落ち着いたら。
お金が貯まったら。
時間ができたら。
そう言っているうちに10年くらい簡単に過ぎる。
70歳になっても旅行はできる。
しかし、今とまったく同じように動ける保証はない。
だから行きたい場所があるなら、一つずつ行ってみたい。
会いたい人に会わなかったこと
これは旅行以上に後悔する可能性がある。
人には期限がある。
自分にもある。
相手にもある。
今連絡できる人と、10年後にも連絡できるとは限らない。
今会える人と、ずっと会えるとも限らない。
人間関係は突然変わる。
引っ越す。
結婚する。
仕事が変わる。
連絡先が変わる。
そして何となく疎遠になる。
「あの人に一度会っておけばよかった」
という後悔は、お金では取り戻せない。
好きな人に気持ちを伝えなかったこと
恋愛についても同じだと思う。
好きだった。
でも言わなかった。
連絡したかった。
でもやめた。
会いたかった。
でも誘わなかった。
もちろん相手の事情や意思は尊重しなければならない。
相手が距離を置きたいなら、それを受け入れる必要もある。
それでも、自分が何も行動しなかったことについて後から考える場合はあるだろう。
恋愛は一人では成立しない。
だから思い通りにはならない。
それでも、自分にできる範囲で誠実に行動したかどうかは、自分の中に残る。
仕事だけで人生が終わったら?
仕事は人生の大きな部分を占める。
朝起きる。
通勤する。
働く。
帰宅する。
寝る。
翌日また働く。
これを何十年も繰り返す。
仕事が好きなら、それもいい人生だと思う。
でも、
「生活するためだけに働き続けて、気づいたら70歳だった」
となったら、自分はどう思うだろう。
仕事以外にも人生はある。
散歩する。
旅行する。
文章を書く。
新しいことを覚える。
誰かと話す。
一人でゆっくり食事をする。
そういう時間も人生の一部だ。
身体を大切にしなかったこと
70歳の自分を考えるなら、健康は避けられない。
若いころは、
「少しくらい無理しても大丈夫」
と思える。
でも身体は長期間使うものだ。
睡眠。
食事。
運動。
健康診断。
歯。
体重。
こういうものは地味だ。
今日一日頑張ったからといって、明日突然人生が変わるわけでもない。
しかし10年、20年という単位では大きな差になるかもしれない。
70歳になった自分が、
「あのころ、もう少し歩いておけばよかった」
と思わないようにしたい。
新しいことを覚えるのをやめたこと
年齢を重ねると、
「今さら覚えても仕方ない」
と思うことがある。
でもこれは危ない考えかもしれない。
世の中は変わる。
パソコンが普及した。
インターネットが普及した。
スマートフォンが登場した。
そしてAIが普通に使われるようになってきた。
これから10年、20年で何が登場するか分からない。
「自分には関係ない」
と言って新しいものを全部避けていたら、70歳になったころには世界との距離が大きくなっているかもしれない。
全部覚える必要はない。
ただ、
「ちょっと触ってみる」
という姿勢だけは残しておきたい。
自分で何も作らなかったこと
自分が70歳になったとき、何か残っていたら面白いと思う。
会社でやった仕事は、いつか忘れられるかもしれない。
でも自分で書いた文章。
撮った写真。
作ったサイト。
残した記録。
そういうものなら後から見返せる。
「あのころ、自分はこんなことを考えていたのか」
と分かる。
このSolo Logもそうだ。
一本の記事が人生を変えるわけではない。
でも100本、1000本と積み重なったら、自分が生きていた時間の記録になる。
70歳の自分が読んだら、かなり面白いのではないかと思う。
他人と比較し続けたこと
これも後悔しそうだ。
あの人は自分より稼いでいる。
あの人は成功している。
あの人は家を持っている。
あの人は有名だ。
比較しようと思えば、いくらでも上がいる。
世界一のお金持ちと比較したら、ほとんど全員負けになる。
でも70歳になったとき、
「もっと他人と比較しておけばよかった」
とは、おそらく思わない。
むしろ、
「もっと自分の人生を見ていればよかった」
と思う気がする。
何でも「年齢のせい」にしたこと
「もう○歳だから」
この言葉は便利だ。
挑戦しない理由になる。
勉強しない理由になる。
恋愛しない理由になる。
旅行しない理由になる。
新しい仕事を探さない理由にもなる。
もちろん年齢によって難しくなることは現実にある。
それを無視する必要はない。
でも全部を年齢のせいにする必要もない。
70歳の自分から見たら、今の自分に、
「年齢を言い訳にするには早かったよ」
と言われる気がする。
何もしなかった普通の日も人生だった
一方で、毎日挑戦し続けなければいけないとも思わない。
疲れた日は休む。
何もしない休日もある。
一人でテレビを見る。
近所を歩く。
スーパーへ行く。
ご飯を食べる。
寝る。
そんな日も必要だ。
人生を充実させようとして、毎日予定を詰め込む必要はない。
70歳になった自分が懐かしく思い出すのは、むしろそんな普通の日かもしれない。
70歳の自分から今の自分へ
もし70歳の自分と5分だけ話せるなら、何と言われるだろう。
自分はこう想像する。
「もっとやっていいよ」
「そんなに心配しなくていい」
「行きたい場所には行っておけ」
「会いたい人には会っておけ」
「身体だけは大切にしておけ」
そして最後に、
「まだ時間があると思っているけど、意外と早いぞ」
と言われる気がする。
後悔をゼロにすることはできない
どれだけ考えて生きても、後悔は残ると思う。
あちらを選べば、こちらを選ばなかった後悔が残る。
仕事を優先すれば遊べなかったと思う。
遊びを優先すれば、もっと働けばよかったと思うかもしれない。
人生には正解がない。
だから目標は「後悔ゼロ」ではなくてもいい。
自分で選んだと思える後悔にする。
それなら少し納得できる気がする。
まとめ|70歳の自分に怒られない今を作りたい
70歳になったとき後悔しそうなことを考えてみた。
挑戦しなかったこと。
行きたい場所へ行かなかったこと。
会いたい人に会わなかったこと。
身体を大切にしなかったこと。
新しいことを覚えるのをやめたこと。
何でも年齢のせいにしたこと。
そして、他人の人生ばかり見て自分の時間を使ってしまったこと。
考えてみると、未来の後悔を完全になくすことはできなくても、今から減らすことはできそうだ。
大きなことをする必要はない。
行きたい場所を一つ決める。
新しいことを一つ覚える。
一本の記事を書く。
少し歩く。
大切な人との時間を大事にする。
それだけでもいい。
70歳になった自分が今の自分を振り返ったとき、
「あのころ、もう少しやっておけばよかった」
だけでは寂しい。
できれば、
「あのころから、結構いろいろやったな」
と笑いたい。
未来の自分にできることは、今の自分にはできない。
でも、未来の自分が後悔するかもしれないことを一つ減らすことなら、今日からできる。
70歳はまだ未来にいる。
でも、その70歳の自分を作っているのは、たぶん今日という普通の一日なのだ。


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