VB6を忘れていると思ったら意外と覚えていた

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昔かなり使っていたプログラミング言語でも、長い間触っていなければ忘れてしまう。

私はそう思っていた。

特にVB6(Visual Basic 6.0)はかなり昔の開発環境だ。

最近のプログラミングといえばPythonやJavaScript、クラウド、AIなどの話を目にすることが多い。

そんな時代にVB6のことを考えると、

「昔は使えたけれど、もうほとんど忘れているだろうな」

と思っていた。

ところが、久しぶりにVB6について考えたり、昔使っていた処理を思い出したりしていると、意外なことに気づいた。

思っていたより覚えている。

もちろん、何も見ないで昔と同じように全部書けるわけではない。

細かな文法や関数名は忘れている。

それでも、プログラムをどう組み立てるかという感覚はかなり残っていた。

最初はほとんど忘れたと思っていた

長期間使っていない技術について考えると、自分の中ではどうしても評価が低くなる。

「昔の経験だから」

「今は使っていないから」

「もう忘れているから」

そんなふうに考えてしまう。

VB6についても同じだった。

変数。

条件分岐。

ループ。

フォーム。

イベント。

データベースへのアクセス。

Excelとの連携。

昔は普通に触っていたものでも、何年も離れていると、自分では「できなくなった」と感じてしまう。

ところが実際に思い出そうとすると、

「そういえば、こういう書き方だった」

「この処理なら、最初にここを確認する」

「このエラーなら、このあたりが怪しい」

という感覚が出てくる。

完全に消えていたわけではなかった。

文法より「考え方」が残っていた

久しぶりにプログラミングを振り返って特に感じたのは、文法そのものより考え方が残っていることだった。

例えば何か処理を作る場合、

入力される。

条件を確認する。

必要な処理をする。

結果を出す。

エラーが起きた場合を考える。

こうした流れはVB6だけのものではない。

プログラミング全体に共通する部分だと思う。

昔何度もプログラムを作った経験があると、

「ここで条件分岐が必要そうだ」

「これは繰り返し処理にできそうだ」

「この値は変数に入れておいたほうがいい」

といった発想が自然に出てくる。

細かな命令を忘れていても、調べればいい。

しかし、

どういう順番で問題を分解すればいいか

という感覚は、一から覚えるものではない。

これは昔の経験が残してくれたものだと思った。

エラーを見ても昔ほど怖くない

プログラミングを始めたころは、エラーが出るたびに困っていた記憶がある。

プログラムが動かない。

原因が分からない。

一か所直したら別のところがおかしくなる。

しかし経験を積むと、エラーが出ること自体には慣れてくる。

久しぶりにプログラミングについて考えたとき、この感覚も残っていることに気づいた。

動かなければ、

どこまで動いているのか。

どの値がおかしいのか。

直前に何を変更したのか。

条件は正しいのか。

一つずつ確認する。

昔なら当たり前にやっていたことだ。

長いブランクがあっても、この「調べ方」は意外と忘れていなかった。

VB6だけを覚えていたわけではない

昔VB6を使っていたとき、実際にはVB6だけを使っていたわけではない。

データベースを扱えばSQLが必要になる。

Excelを操作することもある。

ファイルを読み書きすることもある。

既存システムのコードを読まなければならないこともある。

仕様書を確認する。

テストする。

不具合の原因を探す。

修正する。

こう考えると、VB6経験とは単純に「VB6の文法を知っている」という話ではなかった。

システム開発の仕事を経験したことそのものが残っている。

ここは、自分でも以前より重要に考えるようになった。

昔の経験をゼロとして扱う必要はない

年齢を重ねてから新しい技術を見ると、

「若い人は最初から新しい技術を使っている」

と思うことがある。

すると昔の技術しか経験していない自分が不利に見えてしまう。

ただ、本当にゼロなのだろうか。

例えばPythonを覚えるとしても、プログラミング経験がまったくない状態から始めるのと、昔VB6で開発していた人が始めるのでは違う。

if文を見れば条件分岐だと分かる。

for文を見れば繰り返しだと分かる。

変数や関数という概念も知っている。

データベースならSQLの考え方も使える。

新しい言語の書き方を覚える必要はあるが、プログラミングという世界そのものが初めてではない。

昔の経験は土台として残っている。

忘れている部分は調べれば戻ってくる

もちろん、VB6について忘れていることもかなりある。

細かなプロパティ。

関数。

API。

データベース接続の記述。

エラー処理。

昔ならすぐ書けたものでも、

「どう書くんだっけ?」

となることはある。

でも、完全に知らないものを勉強する感覚とは少し違う。

資料を見ると、

「ああ、これだった」

となる。

この感覚は面白い。

新しく覚えるというより、眠っていた記憶を起こしている感じに近い。

一度かなり使った技術は、全部きれいに消えてしまうわけではないらしい。

50代でも過去の経験を使い直せる

50代になると、どうしても新しいことばかりに目が向く。

AIを覚えなければ。

Pythonを覚えなければ。

クラウドも知らなければ。

もちろん、新しい技術を勉強することは大切だと思う。

ただ、それと同時に、

自分が昔できたことをもう一度確認する

ことも必要なのではないかと思う。

20代、30代、40代で身につけたものが全部消えているわけではない。

むしろ年齢を重ねているからこそ、過去に経験したことの数は増えている。

VB6もその一つだ。

最新技術ではない。

それでも、そこで覚えたプログラミングの考え方や、デバッグの感覚、SQL、システム開発の流れまで古くなったわけではない。

「忘れた」と決めつけないことにした

今回VB6を振り返って、一番大きかったのはこれかもしれない。

私は、

「昔やっていたけれど、もう忘れた」

と簡単に考えていた。

でも実際には違った。

忘れている部分もある。

覚えている部分もある。

少し調べればすぐ戻ってくる部分もある。

だったら最初から、

「もうできない」

と決める必要はない。

昔の技術をそのまま使い続けるという意味ではなく、昔の経験を現在の自分につなげればいい。

VB6からSQLへ。

VB6からPythonへ。

そしてAIも使う。

昔の経験と新しい技術を組み合わせれば、完全な初心者とは違うスタート地点に立てる。

まとめ

VB6を長く触っていなかったので、私はかなり忘れていると思っていた。

ところが実際に振り返ってみると、意外と覚えていた。

文法を全部覚えているわけではない。

細かな命令も忘れている。

それでも、

条件を考える。

処理を分ける。

データを扱う。

エラーの原因を探す。

プログラム全体の流れを見る。

そうした部分は残っていた。

昔覚えた技術は、使わなくなった瞬間にゼロになるわけではない。

長い間使っていなくても、もう一度触れば戻ってくるものがある。

だから私は、昔の経験を「古いから」と捨てないことにした。

VB6を覚えていた自分と、今から新しい技術を覚える自分。

その二つをつなげればいい。

忘れていると思っていた経験も、掘り起こしてみれば今の自分の武器になるかもしれない。

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