ブログの記事が増えてくると、アクセス解析を見る機会も増えてきます。
その中で気になるのが、
「表示回数は増えているのに、クリックが0」
という記事です。
Google検索には出ている。
でも誰にもクリックされていない。
こんな数字を見ると、
「この記事は失敗だったのでは?」
「削除したほうがいい?」
「別の記事を書いたほうがいい?」
と考えてしまいます。
特にAIを使って記事を増やしていると、クリック0の記事も当然出てきます。
では、クリック0でも表示回数が増えている記事は残すべきなのでしょうか。
私は、表示回数が増えているなら、クリック0という理由だけですぐ削除する必要はないと考えています。
クリック0だけを見ると失敗に見える
Search Consoleを開いてクリック数を見る。
0。
翌日も0。
数日後も0。
これだけを見ると、かなり厳しい数字に感じます。
ブログを書いている側からすれば、記事は読んでもらうために作っています。
検索結果に表示されても、クリックされなければアクセスにはなりません。
だから、
クリック0=価値がない記事
と考えたくなります。
しかし、ここでクリック数だけを見ると、記事の途中経過を見落とす可能性があります。
私はむしろ、クリック0の記事では表示回数がどう動いているかも確認したいです。
表示回数が増えていることには意味がある
例えば、ある記事が最初の1週間で10回表示されたとします。
クリックは0。
次の週には30回表示された。
それでもクリック0。
さらに次の週には80回表示された。
この場合、クリックだけを見ればずっと0です。
しかし表示回数を見ると、
10→30→80
と変化しています。
少なくとも検索結果に出る機会は増えています。
Googleがどの検索語でこの記事を表示するのかを探っている途中かもしれませんし、順位が少しずつ変化している可能性もあります。
ここで記事を削除してしまえば、その後どう動いたのか確認できません。
特に公開して間もない記事なら、私は少し待ってみたいと思います。
まず検索順位を確認したい
表示回数が増えているのにクリック0なら、次に確認したいのが平均掲載順位です。
例えば平均順位が50位前後なら、クリックされないこと自体はそれほど不思議ではありません。
検索結果のかなり後ろに表示されているからです。
一方、20位前後まで来ているなら状況は少し変わります。
あと少し順位が上がれば、クリックされる可能性が出てきます。
さらに10位前後まで来ているのにクリックされないのであれば、タイトルや検索意図とのズレも確認したくなります。
つまり、
クリック0という同じ結果でも、順位によって意味が違う
ということです。
クリック数だけで記事を評価すると、この違いが見えません。
どんな検索語で表示されているかを見る
Search Consoleでは、記事がどのような検索クエリで表示されているのか確認できる場合があります。
ここはかなり重要だと思います。
自分ではAという検索意図を狙って書いた。
しかし実際にはBという検索語で表示されている。
そんなことがあります。
これは失敗というより、
「Googleから新しいヒントをもらった」
と考えることもできます。
例えば記事タイトルと実際に表示されている検索語が少しずれているなら、その検索意図に合わせて本文を補強する方法があります。
見出しを一つ追加する。
説明が不足している部分を増やす。
タイトルを少し分かりやすくする。
関連記事への内部リンクを追加する。
表示回数がある記事だからこそ、改善する材料を得られます。
表示回数0の記事とは少し違う
クリック0の記事でも、表示回数が増えている記事と、ほとんど表示されない記事では状況が違います。
表示回数そのものがほぼ0なら、
インデックスされているのか。
テーマに検索需要があるのか。
タイトルが検索される言葉になっているのか。
似た記事と競合していないか。
といったところから確認する必要があります。
しかし表示回数が増えているなら、少なくとも検索結果へ出る機会は生まれています。
私はこの違いをかなり大きいと考えています。
0クリック・100表示と、0クリック・0表示は同じ「0クリック」でも中身が違う。
数字を見るときは、クリック数だけで判断しないほうがいいでしょう。
CTRが0%でも慌てない
クリック0ならCTRも0%になります。
これを見ると、
「CTRが0%だからダメだ」
と思ってしまいます。
ただ、表示回数がまだ少ない段階では、CTRは大きく動きます。
例えば10回表示されて0クリックなら0%。
そこから1回クリックされれば10%です。
母数が少ない時期は、一回のクリックで数字が大きく変わります。
そのため、公開直後の記事についてCTRだけを見て結論を出すのは早いと思います。
表示回数がある程度増えてから、
順位はどのあたりなのか。
どの検索語で出ているのか。
タイトルは検索結果で分かりやすいのか。
という順番で考えたほうが改善しやすくなります。
すぐリライトする必要もない
記事がクリック0だと、すぐ本文を書き直したくなることがあります。
しかし私は、公開した翌日や数日後に大幅なリライトを繰り返す必要はないと思っています。
まだデータが少ないからです。
特に記事を大量に運営していると、すべての記事を毎日確認することはできません。
そこで、
公開する。
少し待つ。
表示回数を見る。
検索クエリを見る。
順位を見る。
必要なら直す。
という流れのほうが管理しやすいです。
AIで記事を作るスピードが上がったからこそ、「作った直後に何度も触らない」ことも運営方法の一つだと思います。
表示が増え続けるなら育てる候補になる
私なら、クリック0でも表示回数が継続的に増えている記事は「削除候補」ではなく、むしろ「観察候補」にします。
例えば、
50表示。
100表示。
300表示。
と増えている。
順位も少しずつ上がっている。
それなら、その記事には検索流入につながる可能性があります。
ここでタイトルを見直したり、本文を補強したり、関連する記事から内部リンクを送ったりする。
こうした改善を試す価値があります。
新しい記事を一本作るより、すでに検索結果へ出始めている記事を改善したほうがいい場面もあるでしょう。
逆に見直したい記事もある
もちろん、クリック0の記事を全部永久に残せばいいという意味ではありません。
長期間たっても順位が非常に低い。
表示回数もほとんど増えない。
内容が別の記事とかなり重複している。
検索意図に対して答えが弱い。
古くなって内容が役に立たなくなった。
こうした場合は、リライト、統合、削除などを検討する余地があります。
大切なのは、
「クリック0だから削除」ではなく、記事の状態を見て判断すること
です。
削除は選択肢の一つですが、最初に選ぶ必要はありません。
記事数が増えるほど0クリック記事は増える
ブログの記事が10本しかなければ、一記事ごとの数字が気になります。
しかし100本、300本、500本と増えてくれば、すべての記事が同じようにアクセスを集めることはまず期待できません。
よく読まれる記事。
少しだけ読まれる記事。
表示だけされている記事。
まだほとんど動いていない記事。
いろいろな状態の記事がサイト内に存在します。
AIで記事を量産すると、この差はさらに見えやすくなります。
だからこそ記事を、
成功か失敗か。
0か100か。
という二択だけで判断しないほうがいいと思います。
クリック0の記事もデータをくれる
私は、クリック0の記事にも意味があると考えています。
どんなテーマなら表示されるのか。
どんなタイトルではクリックされないのか。
何位くらいからクリックが発生するのか。
公開からどのくらいで表示され始めるのか。
こうしたことを実際のサイトで確認できます。
記事が100本、500本と増えてくれば、一つ一つの記事が小さな実験データになります。
アクセスを集めなかった記事からも学べます。
これは大量に記事を作る一つのメリットです。
まとめ|表示回数が増えているなら私は残して観察する
クリック0という数字を見ると、記事を失敗扱いしたくなります。
しかし表示回数が増えているなら、私はすぐには削除しません。
まず確認したいのは、
表示回数の推移、平均掲載順位、検索クエリ、CTR、公開からの期間です。
特に表示回数が右肩上がりなら、その記事はまだ途中にいる可能性があります。
検索結果に出始めた。
次は順位が変わるかもしれない。
その次に初クリックが来るかもしれない。
もちろん、必ずクリックされるようになるとは限りません。
それでも、表示回数が増えている段階で削除してしまえば、その先の変化を見ることはできません。
だから私は、
クリック0でも表示回数が増えている記事は、まず残す。
そしてデータが増えてから判断する。
AIで大量の記事を作れる時代だからこそ、「何本作ったか」だけではなく、公開した記事が検索でどう動いているのかを見る時間が重要になってくるのではないでしょうか。


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