彼女が静岡県から遊びに来るので、部屋を徹底的に掃除した日

Solo Life Design|ひとり人生設計

静岡県に住む彼女が、電車を乗り継いで俺の部屋まで遊びに来ることになった。

予定が決まった瞬間、最初に思ったのは「部屋を掃除しなければ」ということだった。

一人暮らしをしていると、自分しか見ない部屋になる。多少散らかっていても生活はできるし、「休みの日にやればいい」と後回しにすることも少なくない。

しかし、大切な人を迎えるとなると話は別だった。

せっかく遠くから来てくれるのだから、気持ちよく過ごしてもらいたい。

そんな思いから、久しぶりに本気の掃除が始まった。

最初は30分だけのつもりだった

掃除機をかけて、机を拭いて終わり。

最初はその程度で十分だと思っていた。

ところが掃除を始めると、気になる場所が次々に見つかる。

棚の上には薄く積もったホコリ。

テレビの裏には配線に絡まった細かなゴミ。

窓のサッシには黒ずみが残っている。

普段は気にならない場所でも、「彼女が見るかもしれない」と思うだけで見え方が変わってくる。

「ここもやろう。」

「せっかくだから全部きれいにしよう。」

そんな気持ちになり、掃除は予定よりずっと大掛かりになった。

水回りは一番気を使った

一番時間をかけたのは水回りだった。

キッチンのシンクを磨き、蛇口の水垢を落とす。

電子レンジの中も拭き、冷蔵庫の中を整理する。

洗面台の鏡は曇りひとつないように磨き上げた。

トイレも便器だけでなく床や壁まで掃除し、浴室の排水口まで確認した。

普段なら「これくらいで十分」と思うところまで手を動かした。

掃除をしているうちに、自分の部屋が少しずつ明るくなっていくような気がした。

床が見えるだけで印象は変わる

読み終わった雑誌。

充電ケーブル。

買い物袋。

仕事の書類。

何となく置きっぱなしだった物を一つずつ片付けていく。

収納できる物は収納し、不要な物は思い切って処分した。

床が広く見えるようになると、同じ部屋なのに以前より広く感じる。

人は家具ではなく、余白を見るのかもしれない。

そんなことを思いながら部屋を見渡した。

玄関は最初の印象

部屋以上に気を付けたのが玄関だった。

靴を揃え、傘を片付け、たたきを掃く。

ドアノブやインターホン周りも軽く拭いた。

玄関は家に入って最初に目に入る場所だ。

第一印象が悪ければ、その後どんなに部屋がきれいでも少しもったいない。

だからこそ、最後まで丁寧に仕上げた。

掃除をしながら考えたこと

掃除をしている間、不思議と彼女との思い出を振り返っていた。

静岡県から会いに来てくれるということは、それだけ時間も交通費もかけてくれるということだ。

その気持ちに応えたい。

豪華なプレゼントを用意するわけではない。

高級マンションに住んでいるわけでもない。

でも、迎える準備だけはきちんとしておきたいと思った。

掃除は部屋をきれいにするだけではなく、相手への気持ちを形にする作業なのかもしれない。

部屋が整うと心も整う

数時間かけて掃除が終わった。

ソファに座り、部屋を見渡す。

空気まで変わったような気がした。

散らかっていた頃は気付かなかったが、部屋が整うと自然と気持ちも落ち着く。

「また散らかさないようにしよう。」

そんな気持ちまで生まれてくる。

結局、一番得をしたのは自分だったのかもしれない。

誰かが来る予定は生活を変える

一人暮らしでは、自分だけの基準で生活できる。

しかし、誰かが訪ねてくる予定があるだけで生活は変わる。

掃除をする。

洗濯をする。

冷蔵庫を整理する。

部屋に花を飾る人もいるだろう。

来客は、生活を整える最高のきっかけになる。

普段は後回しにしていたことにも自然と手が伸びる。

当日を迎える楽しみ

掃除が終わった部屋で、彼女が来る日を待つ時間は不思議と心地よかった。

「ここに座って話そう。」

「お茶は何を用意しよう。」

そんなことを考えるだけで少し楽しくなる。

部屋は広くなくてもいい。

新しくなくてもいい。

相手が安心して過ごせる空間であれば、それだけで十分だと思った。

まとめ

彼女が静岡県から遊びに来ることをきっかけに、久しぶりに本気で部屋を掃除した。

最初は「来客前だから」という理由だったが、終わってみると自分自身の暮らしまで見直すきっかけになっていた。

掃除は単なる片付けではない。

誰かを迎える準備であり、自分の生活を整える時間でもある。

これからは特別な予定がある日だけではなく、いつ誰が来ても気持ちよく迎えられる部屋を少しでも維持していきたい。

そう思えた一日だった。

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