「経験はあるけどブランクもある」を職務経歴書でどう書く?

Solo Life Design|ひとり人生設計

求人を見ていると、「これなら昔やったことがある」と思う仕事が出てくることがある。

ただ、そこで気になるのがブランクだ。

経験はある。

でも最近はやっていない。

昔は普通にできていたけれど、今すぐ同じレベルでできるかと聞かれると少し不安がある。

そんな経験を職務経歴書に書いていいのだろうか。

自分の場合、昔のIT経験を振り返っていると、この問題をよく考える。

結論から言えば、ブランクがあるからといって経験そのものを消してしまう必要はないと思う。

ただし、

「経験したこと」と「現在できること」を分けて書く。

ここがかなり重要だと思っている。

10年前の経験でも経験した事実は変わらない

例えば、あるプログラミング言語を昔3年間仕事で使っていたとする。

その後10年間使っていない。

だからといって、

「経験ゼロ」

になるわけではない。

実際に仕事で使った経験があるなら、それは職歴の一部だ。

システム開発なら、

どんなシステムだったのか。

どの工程を担当したのか。

どんな言語やデータベースを使ったのか。

何人くらいのチームだったのか。

こうした経験は年月がたっても消えない。

問題は、

「10年前にできたから、今も全部できます」

という書き方をしてしまうことだと思う。

ブランクを隠す必要はない

職務経歴書では、自分を少しでも良く見せたい。

その気持ちは当然ある。

ただ、ブランクを完全に隠してしまうと、面接で困る可能性がある。

例えば職務経歴書に、

「SQL経験5年」

とだけ書いたとする。

採用側から見ると、

「現在も問題なく使える人なのかな」

と思うかもしれない。

ところが面接で詳しく聞かれ、

「実は最後に使ったのは10年前です」

となると、職務経歴書との印象に差が出てしまう。

それなら最初から、

「実務経験あり。直近では使用していないため現在復習中」

くらいにしておいたほうが分かりやすい。

経験を否定する必要もない。

ブランクを隠す必要もない。

両方を書く。

これが一番自然だと思う。

「経験年数」だけでは伝わりにくい

IT系の職務経歴書では、

VB:5年
SQL:3年
VBA:2年

といった書き方をすることがある。

もちろん経験年数は参考になる。

ただ、ブランクがある場合は年数だけでは少し情報が足りない。

例えば、

「VBを5年経験」

という人でも、

毎日プログラムを書いていた人と、少し修正していただけの人では経験内容が違う。

そこで自分なら、

技術+期間+何をやったか

を書く。

例えば、

「VBを使用した業務システム開発。既存機能の改修、テスト、不具合対応を担当」

のような形だ。

これなら単に「5年」と書くより、その人が何を経験してきたのか分かりやすい。

ブランク後に何をしているかを書く

さらに重要なのが、

今どうしているか

だと思う。

昔の経験だけを書くと、

「昔できた人」

で終わってしまう。

しかし、

「現在、再度学習している」

「自宅環境で動作確認している」

「関連技術を復習している」

と書けば印象は少し変わる。

例えば、

「過去にSQLを使用した開発経験あり。ブランクがあるため、現在はSELECT、JOIN、GROUP BYなど基本操作から復習中」

という書き方もできる。

これなら、

昔の経験
↓
ブランク
↓
現在の復習

という流れが分かる。

ブランクそのものより、

ブランクのあと何をしているか

のほうが重要なのかもしれない。

「できます」と「経験があります」は分ける

自分が特に気をつけたいと思うのが、この二つだ。

「できます」

と、

「経験があります」

は似ているようで違う。

例えば20年前にC言語を仕事で使ったことがある。

しかし、その後ほとんど使っていない。

この場合、

「C言語できます」

と書くのは少し強い。

一方、

「C言語での開発経験あり」

なら事実として書ける。

さらに、

「現在はブランクあり」

と補足すれば、かなり正確になる。

職務経歴書では、自分を小さく見せる必要はない。

しかし、大きく見せすぎる必要もない。

経験したことをそのまま正確に書く。

それでいいと思う。

昔の経験が現在につながることもある

古い経験は、単独では弱く見えることがある。

ただし現在のスキルとつなげると意味が変わる。

例えば昔、

VB
SQL
業務システム

を経験していた。

その後ブランクがあり、現在Pythonを勉強しているとする。

一見すると別々の経験に見える。

しかし、

「昔から業務データを扱うシステムに関わってきて、現在はPythonでもデータ処理を学んでいる」

という流れにすると、一つのキャリアとして見えてくる。

昔の経験を単なる過去として書くのではなく、

現在につながる土台として書く

という考え方もできる。

すべての古い経験を細かく書く必要はない

とはいえ、昔経験した技術を全部詳しく書けばいいわけでもない。

職務経歴書が長くなりすぎる。

そこで応募する仕事との関連性で濃淡をつける。

応募先がVB系なら、昔のVB経験は詳しく書く。

SQLが必要なら、SQLを使った仕事内容を書く。

まったく関係のない技術なら簡潔にする。

つまり、

古いか新しいかだけで判断しない。

応募する仕事に関係するかどうかで判断する。

20年前の経験でも、募集している仕事でその技術を使うなら重要になる可能性がある。

逆に最近の経験でも、応募先とまったく関係がなければ説明は短くていい。

面接で説明できる範囲にする

もう一つ、自分なら基準にしたいことがある。

それは、

面接で聞かれても説明できるか。

職務経歴書に書けば、質問される可能性がある。

「どんな処理を作りましたか?」

「どんなSQLを書いていましたか?」

「どの工程を担当しましたか?」

こう聞かれたとき、

「昔すぎてまったく覚えていません」

となる項目を大きくアピールするのは少し危ない。

逆に、

細かい文法は忘れていても、どんな仕事だったか説明できる。

コードを見れば思い出せる。

現在復習している。

この状態なら十分書く意味があると思う。

ブランクは「空白」ではなく過去と現在の距離

ブランクという言葉を見ると、

「マイナス」

のように感じてしまう。

でも実際には、

経験がなくなったわけではない。

経験した時期から時間がたっているだけだ。

だから職務経歴書では、

昔の経験を消すのではなく、

「どこまで経験したのか」

「どれくらいブランクがあるのか」

「現在どこまで戻しているのか」

を分けて考えればいい。

まとめ

「経験はあるけどブランクもある」という状態は、職務経歴書では意外と書きにくい。

経験を強調しすぎれば、現在も完璧にできるように見えてしまう。

逆にブランクを気にしすぎて経験を書かなければ、せっかくの過去の実績を自分から消すことになる。

だから自分なら、

経験した事実は書く。
ブランクも必要なら書く。
そして現在の復習状況を書く。

この三つをセットにする。

昔できたことを、今も完璧にできるふりをする必要はない。

でも、

「昔のことだから価値がない」

と決める必要もない。

職務経歴書は、自分の過去を全部並べる書類ではなく、

これまでの経験が、これからの仕事にどうつながるかを伝える書類

だと思う。

ブランクがある経験でも、その仕事につながるなら書く。

そして現在との差を正直に説明する。

それが、昔の経験を無理なく職務経歴書へ残す方法なのではないかと思っている。

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