東京の大動脈として知られる環七通り。正式名称は東京都道318号環状七号線で、大田区から江戸川区まで東京の市街地を大きく回る幹線道路だ。
車やバイクで走ったことがある人は多いだろう。しかし、この環七通りを徒歩で踏破しようと考えたことはあるだろうか。
普段は電車で移動する東京も、歩いてみるとまったく違う風景が見えてくる。住宅街、商店街、大きな交差点、川を渡る橋。環七通りには、東京のさまざまな表情が詰まっている。
今回は、50代が環七通りを徒歩で踏破できるのか、必要な時間や歩行距離、休憩地点、交通費、注意点を整理してみた。
なお、この記事は実際の踏破記録ではなく、挑戦前の計画と考察である。
1.環七通りは本当に一周できるのか?
まず知っておきたいのは、環七通りは完全な円形の道路ではないということだ。
環七通りは、大田区の平和島付近から、世田谷区、中野区、練馬区、板橋区、足立区、葛飾区などを経由し、江戸川区の葛西方面まで続いている。
全長は約52km。東京を大きく取り囲む道路だが、起点と終点はつながっていない。
したがって、厳密には環七通りだけを歩いて一周することはできない。
今回の挑戦では、環七通りの起点から終点までを歩く「全線踏破」を目標とする。
もし本当の意味で一周したい場合は、起点と終点の間を別の道路で結び、独自の周回コースを設定する必要がある。
2.環七通り52kmを歩くと何時間かかる?
環七通りの延長は資料によって多少異なるが、約52〜53kmとされている。
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今回は52.3kmを基準に計算してみる。
| 歩行速度 | 歩行時間 |
|---|---|
| 時速3km | 約17時間26分 |
| 時速4km | 約13時間5分 |
| 時速5km | 約10時間28分 |
これは休憩や信号待ちを含まない時間だ。
徒歩計画の目安
約15〜17時間
時速4km、休憩と信号待ちを含めた想定
実際の所要時間は体力、天候、歩道の迂回などによって変わる。
朝5時に出発しても、到着は夜になる可能性が高い。
50代が初めて挑戦するなら、1日で歩き切ることよりも、複数日に分けて安全に踏破する計画が現実的だ。
3.環七通りを5つの区間に分けて歩く
3.9
5.0
3.4
4.0
4.3
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環七大井ふ頭交差点
三軒茶屋3.9•駅
高円寺5.0•バス停
板橋3.4•地下鉄駅
亀有4.0•バス停
葛西臨海公園前4.3•公園
拡大
環七通りを全線踏破するなら、5日間に分ける方法が考えられる。
1日目
大井ふ頭〜三軒茶屋
平和島、大森、目黒区方面を経由して世田谷区へ。最初の日は、長距離歩行に体を慣らすことを優先する。
2日目
三軒茶屋〜高円寺
世田谷区から杉並区へ。環七通り沿いの街並みの変化を楽しみながら進む。
3日目
高円寺〜板橋
中野区、練馬区を経由して板橋方面へ。途中の駅や飲食店を休憩地点に利用したい。
4日目
板橋〜亀有
北区、足立区方面へ進み、荒川を渡って葛飾区へ。橋の歩行者通路や迂回経路は事前に確認する。
5日目
亀有〜葛西臨海公園前
江戸川区を南下し、環七通りの終点を目指す。最後は葛西臨海公園で景色を楽しむのもよさそうだ。
各日の正確な距離は、実際に歩ける歩道と迂回経路を地図で確認して決める。
4.50代が1日で踏破する場合の注意点
52km以上の長距離歩行では、普段の散歩とは違う準備が必要になる。
特に気をつけたいのは、足の痛み、脱水、暑さ、疲労の蓄積だ。
最初の10kmは順調でも、20km、30kmと進むにつれて歩行速度が落ちる可能性がある。
また、環七通りには大型車が走る区間や立体交差がある。道路に沿って直進できるとは限らず、歩行者用の横断施設を利用する必要がある。
車道や歩行禁止の陸橋には絶対に入らない。
水分、軽食、モバイルバッテリーを持参し、歩き慣れた靴を選ぶことも重要だ。
途中で足に強い痛みが出たり、体調が悪くなったりした場合は、無理をせず中断する。
完歩することだけを目標にせず、安全に帰宅することまで含めて徒歩チャレンジと考えたい。
5.落合駅から挑戦するなら?
落合駅周辺を出発地点にする場合、まず環七通りの中野区方面へ向かう方法がある。
最初から大井ふ頭まで移動して52kmを歩くより、近い区間から試してみる方が挑戦しやすい。
例えば、環七通りに出て高円寺方面へ歩き、そこから世田谷区方面へ南下する。
別の日には北上して練馬区、板橋区方面を目指す。
この方法なら、環七通りの全線踏破を少しずつ進められる。
ただし、区間ごとの出発地点と終了地点を記録しておかないと、歩いていない部分が残る可能性がある。
地図アプリで歩いた区間を記録し、最終的に全線がつながるように管理したい。
6.徒歩チャレンジにかかる費用
徒歩自体に料金はかからないが、長距離になると飲食代や交通費が必要になる。
5日間に分けて挑戦する場合の仮の予算を考えてみた。
| 項目 | 5日間の想定 |
|---|---|
| 飲料水・スポーツドリンク | 2,000円 |
| 軽食・昼食 | 5,000円 |
| 電車代 | 3,000円 |
| 予備費 | 2,000円 |
| 合計 | 12,000円 |
あくまで計画上の予算だが、1日あたり2,400円程度になる。
交通費は自宅から各区間へのアクセス方法によって変わる。コンビニやスーパーを活用すれば、飲食代を抑えることもできる。
ただし、節約のために水分や食事を減らすのは避けたい。
7.環七通りを歩くことで得られるもの
環七通りの徒歩チャレンジには、単に52kmを歩くこと以上の楽しみがある。
東京の街を、自分の足でつなげられることだ。
電車では数十分で通過してしまう場所でも、歩けば街の雰囲気や道路の特徴を感じられる。
大田区の湾岸エリアから世田谷区の住宅街、中野区や練馬区の商業地域、荒川周辺、そして江戸川区まで。
東京の広さを体感できるだけでなく、普段は訪れる機会のない街を知るきっかけにもなる。
さらに、実際に歩いた距離や時間、休憩地点を記録すれば、次に挑戦する人に役立つ情報として残せる。
8.まとめ|環七通りは徒歩で踏破できるのか?
環七通りの延長は約52〜53km。起点と終点が離れているため、厳密には一周ではなく全線踏破となる。
時速4kmで歩けば、歩行時間だけで約13時間。休憩や信号待ちを含めると、15〜17時間程度を見込む計画になる。
1日で踏破することも距離の計算上は可能だが、50代が初めて挑戦するなら、3〜5日程度に分けて歩く方法もある。
最初は10km程度から始め、体力や足の状態を確認しながら距離を延ばしていきたい。
環七通りを歩くという挑戦は、東京を新しい視点で発見する機会になる。
そして、実際に踏破できたら、歩行時間、歩数、交通費、途中で苦労した場所を記録し、次の記事で振り返ってみたい。


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