落合駅から目黒駅までひたすら歩く|電車なら簡単な東京を自分の足で移動してみた

Solo Actions|ひとり行動ログ

東京に住んでいると、移動するときは最初に電車を考える。

落合駅から目黒駅へ行く場合も同じだ。

スマホで検索すれば、電車を乗り継いで行くルートがすぐに出てくる。

わざわざ歩こうとは普通は思わない。

しかし、あるとき考えた。

「落合駅から目黒駅まで、全部歩いたらどうなるんだろう?」

急いでいるわけではない。

時間もある。

それなら電車に乗らず、自分の足だけで目黒まで行ってみるのも面白い。

そんな単純な理由で、落合駅から目黒駅までひたすら歩いてみることにした。

これは最短ルートを紹介する記事ではない。

東京を一人で歩いた記録である。

落合駅から歩き始める

スタートは東京メトロ東西線の落合駅。

普段なら駅へ入り、そのまま電車に乗る。

しかし今日は地下へ降りない。

目黒方面へ向かって歩く。

目的地は目黒駅。

歩き始めた直後は、まだ特別な感じはない。

いつもの道路。

いつもの信号。

コンビニ。

マンション。

自転車で走る人。

東京の日常風景が続く。

ただ、一つだけ違う。

今日は途中の駅から電車に乗らない。

目黒まで自分の足で行く。

そう決めている。

山手通りを南へ

今回の徒歩移動で分かりやすい軸になるのが山手通りだ。

落合周辺から山手通りを南方向へ進んでいけば、目黒方面へ近づいていける。

車で通れば、ただの大きな道路に見えるかもしれない。

しかし歩くと印象が違う。

店がある。

住宅がある。

細い道が横へ伸びている。

交差点ごとに景色が変わる。

歩いている人の雰囲気も少しずつ変わっていく。

電車なら地下や車内を移動して、駅から駅へ一気に飛ぶ。

徒歩だと、その間に存在している街を全部通過する。

これが面白い。

東中野周辺はまだ生活圏という感じ

落合から歩き始めてしばらくは、それほど遠くへ来た感じがしない。

東中野周辺は比較的身近に感じる場所だからだ。

この段階では体力にも余裕がある。

「今日は結構歩けそうだな」

と思う。

長距離徒歩で危ないのは、最初に調子がいいことかもしれない。

最初の30分くらいは普通の散歩と変わらない。

だからペースが速くなりやすい。

しかし目黒はまだ先だ。

最初から飛ばさず、普通の速度で歩くことにする。

中野坂上を越えると少し遠出した気分になる

さらに南へ進む。

中野坂上周辺まで来ると、落合から少し離れてきた感覚が出てくる。

普段なら駅名で認識している場所が、今日は道路でつながっている。

「落合」

「東中野」

「中野坂上」

頭の中では別々の場所だった。

しかし実際に歩いてみると、その境界は意外なほど曖昧だ。

突然街が切り替わるわけではない。

少しずつ建物が変わり、店が変わり、人の流れが変わっていく。

東京は駅の集合ではなく、全部つながった一つの街なのだ。

歩くとそれを実感する。

西新宿方面へ近づく

さらに進むと、建物の密度が上がってくる。

遠くに大きな建物が見えると、

「新宿に近づいているな」

と感じる。

ここで少し不思議な感覚になる。

落合から目黒へ向かっているのに、途中には新宿周辺の巨大な街がある。

電車の路線図だけを見ていると、この感覚は分かりにくい。

徒歩では街の位置関係が身体に入ってくる。

「あの方向が新宿」

「こっちへ進めば渋谷方面」

「さらに南へ行けば目黒」

地図の線だった東京が、少しずつ立体的になっていく。

1時間を超えると散歩ではなくなる

歩き始めて1時間ほど経つと、最初の軽い気分とは少し変わる。

まだ歩ける。

しかし、

「結構歩いたな」

という感覚が出てくる。

信号待ちで止まったとき、足に疲れを感じる。

ここからが長距離徒歩の本番だと思う。

30分なら散歩。

1時間なら長めの散歩。

それ以上になると、自分の中では少しずつ「移動」や「挑戦」に変わってくる。

目的地があるから歩き続けられる。

渋谷区方面へ入ると景色がまた変わる

南へ進み続けると、街の雰囲気が少しずつ変わってくる。

大通り沿いの建物。

住宅。

飲食店。

知らない路地。

普段なら降りない場所を徒歩で通過していく。

ここが徒歩移動の好きなところだ。

有名な観光地を見る必要はない。

何でもない道路でも、

「自分の足でここまで来た」

というだけで記憶に残る。

コンビニ一軒でも休憩地点になる。

交差点一つでも目印になる。

電車では気にもしない場所が、自分だけのチェックポイントになっていく。

途中で電車に乗れる誘惑

東京の長距離徒歩には最大の誘惑がある。

どこからでも電車に乗れてしまうことだ。

駅がある。

バス停がある。

タクシーも走っている。

疲れたら帰れる。

これは安心でもあるが、同時に誘惑でもある。

「もう十分歩いたんじゃないか」

「ここから電車でもいいんじゃないか」

そんなことを考える。

でも今日は目黒駅まで歩くと決めた。

無理をする必要はない。

体調がおかしければ電車に乗ればいい。

ただ、まだ普通に歩ける。

なら続けよう。

恵比寿・中目黒方面が意識に入ってくる

さらに南へ進むと、中目黒や恵比寿といった地名が現実的な距離として感じられてくる。

以前なら、

「落合と中目黒は離れている」

という認識だった。

もちろん実際に距離はある。

しかし歩けない距離ではない。

自分の足でつないでみると、

「東京って思っていたより歩けるな」

という感覚になる。

電車だと路線が違えば遠く感じる。

徒歩なら道路が続いている限り前へ進める。

これは東京に住んでから感じた面白さの一つだ。

疲れてくると考える時間が増える

長く歩いていると、最初は景色を見ている。

しかし途中から頭の中へ意識が向く。

仕事のこと。

お金のこと。

ブログのこと。

これからやってみたいこと。

昔のこと。

これからの人生。

歩いているだけなのに、いろいろなことを考える。

家にいるとスマホを見る。

パソコンを見る。

動画を見る。

何かしら情報が入ってくる。

徒歩では、信号と車に注意しながら前へ進むだけだ。

そのため、自分の頭で考える時間が自然に増える。

これも一人歩きの良さだと思う。

「目黒」が近づくと急に元気になる

長距離を歩いて面白いのは、目的地が近づいたと分かった瞬間だ。

それまで疲れていたのに、

「もう少しだ」

と思うと少し元気になる。

目黒方面を示す地名や道路が増えてくる。

スマホの地図を確認する。

確実に距離が縮まっている。

スタートした落合は、もうかなり後ろだ。

電車なら途中の景色をほとんど意識せず到着する。

今日は全部歩いてきた。

この違いは大きい。

目黒駅に着いたときの達成感

そして目黒駅へ到着する。

目黒駅自体は普通の駅だ。

電車で来れば何度でも到着できる。

しかし今日は見え方が違う。

落合駅からここまで歩いた。

それだけで目黒駅がゴールになる。

特別なイベントがあったわけではない。

誰かと競争したわけでもない。

賞品もない。

ただ歩いただけだ。

それでも達成感はある。

一人だから、途中でペースを変えてもいい。

休んでもいい。

寄り道してもいい。

そして最後まで歩けば、それだけで自分の記録になる。

帰りは電車でいい

徒歩企画だからといって、往復歩く必要はない。

目黒まで歩いた時点で今日の目的は達成している。

帰りは電車でいい。

むしろ無理に往復歩いて疲れ切るより、

「今日はここまで」

と決めるほうが次につながる。

東京は鉄道が発達している。

だからこそ、

行きだけ歩いて帰りは電車

という遊び方ができる。

これは一人徒歩企画との相性がいい。

東京は歩くと距離感が変わる

今回歩いて感じたのは、東京の距離感についてだ。

電車では駅名で街を覚える。

落合。

東中野。

新宿。

渋谷。

中目黒。

目黒。

それぞれ別の場所として記憶している。

しかし道路を歩けば全部つながっている。

駅と駅の間にも当然街がある。

人が暮らしている。

店がある。

公園がある。

知らない道がある。

歩くことで、点だった東京が線になる。

何度も歩けば、その線が増えて面になっていく。

次はどこまで歩けるだろう

落合駅から目黒駅まで歩いたからといって、何か大きく人生が変わるわけではない。

しかし、

「自分はここまで歩ける」

という小さな経験が残る。

すると次を考える。

目黒より先まで行けるだろうか。

東京駅までなら?

池袋なら?

山手通りをさらに南へ進んだら?

こうして一回の徒歩が次の行動につながる。

お金もほとんど必要ない。

特別な道具もいらない。

必要なのは歩ける靴と時間くらいだ。

まとめ|電車なら通過する東京を歩いてみる

落合駅から目黒駅までひたすら歩く。

文章にすると、それだけの話だ。

しかし実際に歩けば、途中にはいくつもの街がある。

疲れる時間もある。

電車に乗りたくなる瞬間もある。

知らなかった場所も通る。

そして最後に目黒駅へ着く。

電車なら「移動」で終わる距離が、徒歩なら一つの体験になる。

東京にはまだ、自分が歩いていない道が大量にある。

だったら、ときどき電車に乗らず歩いてみるのもいい。

目的地へ早く着くことだけが、移動の価値ではない。

落合から目黒までの道そのものを楽しむ。

そんな一人歩きも、自分にとっては立派なSolo Logになる。

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