人生は一直線に成長するものではない。
調子が良い時期もあれば、思うように結果が出ない時期もある。
私にとって高校時代は、まさにそんな3年間だった。
入学した頃の学力は、偏差値で言えば60前後。
勉強にもそれなりに自信があり、「これからもっと伸びていく」と信じていた。
しかし卒業する頃には、偏差値は38前後まで下がっていた。
数字だけを見ると、大きな変化だった。
当時は、その現実を受け入れるのが簡単ではなかった。
入学当初は期待しかなかった
高校に合格した日は今でも覚えている。
新しい制服。
新しい教室。
新しい友人。
「高校生活を楽しもう。」
そんな前向きな気持ちでいっぱいだった。
勉強も部活動も、すべて頑張るつもりだった。
未来に対する不安より、期待のほうが大きかった。
少しずつ勉強から離れていった
ところが、高校生活が始まると状況は変わっていく。
授業のレベルは上がる。
周囲には自分より勉強ができる人がたくさんいた。
最初は必死についていこうとした。
しかし、一度つまずくと、苦手意識が少しずつ大きくなっていった。
「今日はあとでやろう。」
「次のテストから頑張ろう。」
そんな気持ちが積み重なり、勉強時間は減っていった。
成績は正直だった
努力しなければ、成績は下がる。
当たり前のことだが、当時の私はそれを身をもって経験した。
テストの順位。
模試の偏差値。
結果は少しずつ下がっていった。
最初は「たまたま」と思っていた。
しかし、何度も同じことが続くと、現実として受け止めるしかなかった。
周囲と比べてしまった
高校では友人たちも勉強していた。
成績が伸びる人。
志望校を決める人。
将来の夢に向かって努力する人。
そんな姿を見るたびに、自分だけが取り残されているような気持ちになった。
人と比べることが増え、自信も少しずつ失われていった。
偏差値38という数字
卒業が近づいた頃には、偏差値は38前後になっていた。
その数字を見た時はショックだった。
入学当初の自分なら想像もしなかった結果だった。
「どうしてこうなったのだろう。」
何度も考えた。
しかし、過去は変えられない。
変えられるのは、これから先だけだった。
社会に出て分かったこと
社会人になって感じたのは、学生時代の成績だけで人生が決まるわけではないということだった。
もちろん、勉強は大切だ。
知識も武器になる。
しかし、仕事では別の力も求められる。
コミュニケーション。
継続力。
責任感。
新しいことを学び続ける姿勢。
そうした力も同じくらい重要だった。
何度でも学び直せる
社会人になってから、私は何度も勉強し直した。
ITの知識。
資格の勉強。
新しい技術。
最初は分からないことばかりだった。
それでも、一つずつ積み重ねることで、少しずつ理解できるようになった。
高校時代にはできなかったことが、大人になってからできるようになる。
そんな経験を何度もしてきた。
数字だけでは人は測れない
偏差値は一つの指標ではある。
しかし、人の価値そのものではない。
あの頃は、その数字に振り回されていた。
今なら分かる。
人生には偏差値では測れない経験がたくさんある。
失敗。
挑戦。
仕事。
人との出会い。
その一つひとつが、今の自分を作っている。
あの3年間は無駄ではなかった
高校時代の結果だけを見れば、決して誇れるものではない。
それでも、あの経験があったからこそ、努力を怠れば結果が変わることも、逆に努力を続ければ人生は何度でもやり直せることも学べた。
失敗した経験は、成功した経験以上に人を成長させることがある。
私はそう信じている。
まとめ
高校入学時は偏差値60前後。
卒業時には偏差値38前後。
数字だけを見ると大きく下がった3年間だった。
しかし、その経験は決して無駄ではなかった。
人生は高校卒業で終わるわけではない。
社会に出てからも学び直すことはできる。
何歳からでも、新しい挑戦は始められる。
だから今、もし過去の成績や失敗で悩んでいる人がいるなら伝えたい。
過去は変えられない。
でも、これから積み重ねる努力は、未来を変えることができる。
私自身、そのことを少しずつ実感しながら、今日も前に進んでいる。


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